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安い中古PCでドラクエ10 を「すごく快適」にプレイする!

今までwiiでやっていたドラクエ10をWindows版にすることにした。できれば、「グラフィック設定:最高品質」「解像度:1920×1080」で、テレビにつないでフルスクリーンで「すごく快適」にプレイしたい。しかも、できるだけ安く。

苦節3週間。ドラクエ10のベンチマークの結果は、これでした。
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まあ本当のところ、ドラクエ10のベンチマークは10,000以上が「すごく快適」で、ギリギリセーフ。これから書くことは、ゲーマーには何の役にも立たないが、「いまだにwiiでドラテンやってる主婦&その夫」には、少しは役立つかもしれない。

●今回買ったもの

(1)グラフィックボード:
ASUS GTX950-2G 補助電源なし 17,999円(送料込み)

ASUS(2)中古パソコン:
HP Compaq 8100 Elite CMT  15,600円(送料別1,000円)
Core i3 2.93GHz/メモリ4GB/HD250GB/Win7(62bit)

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送料込みで、合わせて34,599円。

ちなみに、買った中古パソコンの値段を確かめようとネットを見ると、同じ店で12,600円になっていた。3000円も安くなっていた。

お客さん、今なら31,599円で、ドラクエ10「すごく快適に」なりまっせ!
(価格はすべて2016年秋時点です)

といっても、これだけではゲームはできない。このほかに買ったものとしては、Windows用のゲームパッド(1,600円)、パソコンとテレビをつなぐHDMIケーブル(691円)、ネットとつなぐLANケーブル(980円)、Windows版ドラクエ10(4,035円)。マウスとキーボードと、付属していなかったパソコンの電源コードは手持ちのものを使った。

というわけで、以下、中古パソコンとグラボを買うにあたって、こんなところで私は迷いましたという話。はじめに断っておくと、PCのハードウェアに詳しいわけでもなく、やってみたら動いたということです。あくまで、参考程度に。

1.最初は甘く見ていた

最初、持っていたノート型パソコン(Core i3 U380 1.33GHz、メモリー4GB Windows7 32bit)でドラクエ10のベンチマークをやってみた。解像度640×480、標準品質でやったにもかかわらず、結果はomoi

「重い」。

最終に出てくる診断画面には「グラフィック設定や解像度を下げることを、お勧めいたします」とある。

試しに、テレビモニターにHDMIケーブルでつないで、低品質、30フレームでゲームを始めてみるも、動きがカクカクする。これじゃあWiiの方がまし。
ちなみに、30フレームというのは、1秒間の画面の表示回数。最近のテレビやゲーム機は60フレーム表示できるものが多い。もちろん、60フレームの方が動きは滑らか。

2.どうする!?

ググって集めた情報は、だいたいこんな感じ。

①そこそこの性能のグラフィックボード(略してグラボ)の付いたパソコンじゃないと、ドラクエ10は快適には動かない。→具体的に言えば、GTX960以上のグラボ。

②そこそこの性能のグラボは補助電源が必要なものがほとんどで、W(ワット)数の大きい電源ユニットのパソコンじゃないと動かない。→GTX960より少し性能は落ちるが、GTX950という補助電源のいらないグラボもあるらしい。

③そこそこの性能のグラボは「PCI Express×16」というフルハイト(後で説明)の拡張スロットに刺して使う。GTX950でも211x114x41mmある。ということは、タワー型の筐体のPCじゃないとグラボが収まらない。

④ノート型パソコン用の、そこそこ動くグラボもある(GTX950MやGTX960M、GTX965M)。でも、そういうボードの乗ったノート型PCは最低でも8万円以上する(そもそもグラボは性能が高いものほど発熱量が大きく、本来ノート型には不向きと主張する人もいる)。

⑤グラボ搭載のゲーム用に作られたPC(ゲーミングPC、ゲームPCという)も当然売っているが、GTX960の乗っている機種だと、調べた限り最安値は89.800円。

<で、考えた基本方針>

5万円以上は論外ということで、④と⑤の路線は却下。

1)できるだけW数の大きい電源ユニットを積んだ(ミニ)タワー型の中古PCを探して、
2)電源ユニットの電源容量と補助電源が取れるかどうかを考慮して、
3)「GTX960」か「GTX950補助電源なし」を乗せる。

3.グラフィックボードをもう少し知る

グラボ(グラフィックボード)は画像処理を専門に行う装置のことで、グラフィックカード、ビデオボード、ビデオカード、VGA(ビデオ・グラフィック・アクセラレータ)、GPUなど、いろいろな呼び方をされている。

細かいことを言うと、GPUというのはグラボに乗っている画像処理用のチップのことだが、グラボそのものを指す言葉としても使われているということだ。ついでに言うと、パソコンの制御や演算処理をするチップがCPU。

CPU(Central Processing Unit)中央演算処理装置
GPU(Graphics Processing Unit)画像演算処理装置

CPUメーカーはインテルがダントツで、2番手がAMD(エイエムディ)。
GPUメーカーは、NVIDIA(エヌビディア)とAMDの2社。
AMDはCPUもGPUも作っている会社だということだ。

●グラボのメーカー、ブランド

GPUを作っているメーカーが作っているシリーズ(ブランド)は、
NVIDIAが、Geforce(ジーフォース)GTXシリーズ、
AMDが、RADEON(レイディオン)HDシリーズやRシリーズ。

つまり、GTX960、GTX950というは、NVIDIA社のGPUが乗っているGTXシリーズのグラボということ。

NVIDIAやAMDのGPUを使ってグラボを作っている会社(ブランド)にもいろいろある。
ASUSやMSI、EVGA、玄人志向などが主なところ。

●GTX960、GTX950の性能

グラボの性能は、ベンチマークテストを見ればわかる。例えば、

グラフィックカード性能比較ベンチマークテスト

GTX960、GTX950というは、グラボ全体の中では真ん中くらいの性能。
ちなみに、上のページの「CPU内蔵グラフィックス」を見ると、グラボを積んでないPCの画像処理能力がいかに非力かわかる。
とはいっても、街中を走るのにF1のエンジンを積んでも無駄なだけで、通常のパソコンの使い方ではグラフィックス内蔵のCPUで十分。

●必要な電源容量

では、GTX960、GTX950を取り付けるには、どのくらいの電源容量を持ったパソコンが必要なのか。GTX950には補助電源ありもあり、補助電源なしより1割程度性能がいいらしい。

それぞれの必要な電力を調べると、

GTX960(補助電源あり):消費電力 120W/最小限必要な電力 400W
GTX950(補助電源あり):消費電力 90W/最小限必要な電力 350W
GTX950(補助電源なし):消費電力 75W/最小限必要な電力 300W

パソコンの電源容量なんて今まで気にしたことがなかったが、一般的なゲームPCの電源容量を調べると、
ミドルスペックゲームPC 500W
ハイスペックゲームPC 700W
ハイエンドゲームPC     1200W

GTX960(補助電源あり)で、電源容量400Wのパソコンでいいのだから、それほどハードルは高くなさそう(と最初は思っていた)。それより問題は補助電源のコネクタの付いている中古パソコンをどうやって探すか。

3.パソコンとグラボの必要スペック

ドラクエ10のパソコン版はWindows版しかない。では、パソコンはどのくらいのスペックが必要か。ドラクエ10が快適にプレイできる「推奨スペック」を見ると、

●OS
Windows 7 32/64bit 日本語版
Windows 8 32/64bit 日本語版
Windows 8.1 32/64bit 日本語版
Windows 10 32/64bit 日本語版

●CPU
Intel Core i5 2.4GHz以上
AMD A10 3.4GHz以上

●メインメモリ
4GB以上

●グラフィックボード
NVIDIA Geforce GTX 650 VRAM 1GB以上
ATI Radeon HD 5800 Series VRAM 1GB以上

OSはWindows7の62bit版(32bit版だと4GBまでしかメモリを扱えない)。
CPUはIntel Core i5か、それと同等。
グラボは、GTX950(補助電源なし)で十分かもしれない。

4.中古パソコンの条件

いよいよ中古パソコンをネットで検索する。どのパソコンでもグラボが取り付けられるわけではない。電源容量がどうしたとかこれまでも書いてきたが、改めて書くと(1)マザーボード(2)電源ユニット(3)パソコンケース(筐体)の3つの点を押さえる必要がある。

(1)マザーボード
マザーボードにグラボ用のスロット「PCI Express×16」が付いているか。
マザーボードというのは、CPUなどのパソコンのパーツを取り付けるための基板で、たいてい緑色をしている。CPUとのデータの受け渡しもこのマザーボード上で行われる。

(2)電源ユニット
補助電源なしグラボも電気で動くわけで、グラボ用の拡張スロットに装着することによって電源ユニットから電力供給が行われる。グラボ用のスロット(
PCI Express×16)からの電源供給は最大で75W。だからGTX950は補助電源なしで動く。naka

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補助電源が必要なグラボの場合は、電源ユニットにグラボ用の補助電源が付いているかを確認する必要がある。実際調べてみてわかったのは、省電力型のパソコンはグラボ用の補助電源が付いていない場合がほとんど。付いていないのだから、スペックを見ても何の表記もない(「グラボ(ビデオカード)用補助電源なし」とわざわざ書いていない)。

(3)パソコンケース(筐体)
GTX960やGTX950クラスのグラボが取り付けられるのは、「タワー型」「ミニタワー型」と呼ばれる縦置き型のデスクトップパソコン。デスクトップパソコンでも幅の狭い「スリムタワー型」「コンパクト型」には取り付けられない。「スリムタワー型」のパソコンの幅は100mmくらい。GTX950のサイズは、長さ211mmx幅114mmx厚さ41mmある。

注1)グラボの「長さ」「幅」「厚さ」はメーカーやサイトによって、何が「幅」で何が「厚さ」なのかバラバラ)。
注2)「ターワー型」「ミニタワー型」「コンパクト型」というのはメーカーやパソコンを販売する会社が、それぞれ勝手に言っているだけだから、グラボが収まるかはここに確認する必要がある。あくまで、中古パソコンを検索するときのキーワード。

(4)拡張スロット
グラボ用の拡張スロットは2スロット分必要になる。グラボにはモニターやテレビとつなぐ端子が付いていて、PCI Expressx16に刺すと、端子がパソコンの背面に出るようになるのだが、グラボに厚みがあって隣(購入したPCの場合は下)のスロットまでふさいでしまうのだ。

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この拡張スロットには「フルハイト」と「ハーフハイト」がある。高さが半分のスロットもあるのだ。GTX960やGTX950は「フルハイト」のスロットじゃないと入らない。スリムタワー型、コンパクト型と呼ばれるパソコンは「ハーフハイト」のスロットがほとんどで、スペックを見て確認する必要がある。

5.中古パソコンを探し始める

基本的なことがわかったので、パソコンを探し始める。

(1)「中古パソコン」「タワー型」をキーワードに

Windows 7 64bit/Core i5 2.4GHz以上/メモリ4GB以上

のパソコンを検索する。

(2)めぼしいパソコンが見つかったら、メーカーの過去の製品スペックを探し出し、次の3点をチェックする。

①PCI Express x16あり
②「電源容量」が300W以上
③拡張スロットが「フルハイト」
④グラフィックカード(ビデオカード)用補助電源あり

「グラフィックカード(ビデオカード)用補助電源あり」は、その過程で見つかったらラッキーという程度に考えておく。結果を先に言うと、ゲームPC以外で、補助電源有りの中古パソコンは今回探した限り皆無だった(探し方が下手なだけかもしれないけど)。というわけで、実際は補助電源なしのグラボはGTX950を前提に中古パソコンを探し始める。

6.CPUをCore i3に

検索過程での変更点は、CPUをCore i5からCore i3に変えたこと。Core i3の中古パソコンのほうが1万円は安いことが最大の理由。
実際に使ってが、1人で1アカウントだけでプレイするにはCore i3 2.93GHzで十分だった。

「1人で1アカウントって何?」という人のために少し説明すると、
ドラクエ10の場合、1台のパソコンで4つのアカウントまで同時プレイができるようになっている。
アカウントを2つ持って、2つのキャラクターを同時に操作するのはそんな難しいことではないらしい(別にやりたくないけど)。youtubeで「ドラクエ10 2垢同時プレイ」と検索すれば出てくる。画面に窓を2つ開いて、起動する窓ごとにゲームパッド(コントローラ)を設定して、ゲームパッドを2つ持って同時に操作する。そういう人には2コアのCore i3は非力かもしれない。

「Core i3、Core i5って何?」という人のために少し説明すると、
「Core i(コア アイ)シリーズ」はインテルが2008年から作っているメインのCPUで、Core i7、Core i5、Core i3がある。Core i7とCore i5は4コアで、同時に4つの計算を処理できる。Core i3は2コア。同じクロック数でも、Core i3の方が性能は劣る。ただし、Core iシリーズは第1世代から第6世代まであるが、第1世代に限ってはCore i5も一部(i5の600番台)は2コアだった。

Core i7, Core i5, Core i3の世代の見分け方

7.最終的に選んだパソコン

最初にも書いたけど、最終的に選んだパソコンは、
HP Compaq 8100 Elite CMT
Core i3 2.93GHz/メモリ4GB/HD250GB/Win7(62bit)

なぜ、この機種にしたかといえば、今まで書いてきた条件を満たし安かったから。
HP(ヒューレッドパッカード)じゃなくてDELLでもNECでもよかったのだけれど、ミニタワー型で電源容量が300W以上あって、検索した頃、一番安かったのは、この機種だったというのが理由。
Compaqと聞いて懐かしいと思う人がどれくらいいるか知らないけど、HPに2002年に買収されたので、HP Compaqになっているのだ。

それはともかく、中古のHP Compaq 8100 EliteというのはたぶんリースUPしたパソコン。中古市場に流れてくる安いパソコンはリースが終わったものがほとんどで、発売からあ5年程度は経過している。CPUはCore i3-530で2.93GHzという第1世代。ただし、電源容量は320Wある。

メモリーは4GBのまま。使ってみて遅かったらメモリを増設しようと思ったけど、ゲームしか動かさないので問題はなかった。

グラボは、結局、ASUS GTX950-2G 補助電源なしにした。
MSI、ZOTAC、玄人志向からも発売されているが、最初に補助電源なしを発売したのがASUSだったくらいが理由で、細かい点は比較しなかった。

実際取り付けてみて困ったことが2つある。

(1)PCI Express PCI Express×16にASUS GTX950-2Gを刺すまではいいのだが、その一部が固定ラッチという拡張スロットカバーを固定するパーツが閉まらなくなったこと。グラボがさしただけの状態になっているけど、今のところ問題ない。

(2)実際に、ドラクエ10をグラフィック設定「最高品質」、解像度「1920×1080ピクセル」にしてやってみると、表示される文字が極端に小さくなってしまうこと。解像度を下げると文字は大きくなるので、結局「1280×720ピクセル」で使うことに。
ただ、wiiの720×480ピクセル、30フレーム/秒から1280×720ピクセル、60フレーム/秒になったわけで、見た目はすっごくきれい(当社比)。

それから、ドラクエ10のベンチマーク「すごく快適」はゲームのみをやっている時の結果。ウィルスソフトを立ち上げてベンチマークをやると、スコアが9000台に落ちてキラーマシンの「とても快適」になってしまう。ケチらずCPUをCore i5やi7にすればよかったんだろうけど、安く済んだからよしとしよう。

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nob
MZ-80いじってました。アップルはMacintosh IIcxから(平和な時代でした)。それ以降も、本気で勉強する気にならなかったので、ITは、いつまでたってもわからないことだらけ、猫灰だらけ。

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