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macOS High Sierraにアップグレードしてから、大きいサイズのファイルを開くと毎回「検証中」になる問題の対処方法

macos_high_sierramacOS 10.13 High Sierraにアップグレード後にサイズの大きいファイルを開こうとすると「検証中」となり、サイズが大きい場合には開くまでに時間がかかるということが発生しています。また、一度検証したものでも再度開くとまた「検証中」になるという現象です。
high_sierra_file_verify
この問題は、Appleサポートのコミュニティや、Reddit、GitHubなどで報告があがっており、動画ファイル以外にNAS上の圧縮されたファイルを解凍する際にも同様な症状がでています。


この症状の問題は、ファイルに付属する拡張属性(Finderで情報を見る)EA:Extended Attributesに原因があるようで、その情報を削除すると検証しないで開くようになります。

対処方法

Redditに対処の仕方が掲載されていましたので紹介しますが、ターミナルからコマンドを入力する方法なので、ある程度理解出来る方以外はやらない方がいいでしょう。
アプリケーション>ユーティリティ>ターミナルでターミナルを起動して

$ xattr -d com.apple.quarantine ファイル名

と実行すると拡張属性が消されます。
複数のファイルを一括でやりたい場合には、

$ find . -iname ‘*.mp4’ -print0 | xargs -0 xattr -d com.apple.quarantine

この場合は、カレントディレクト下の拡張子がmp4のファイル全部の拡張属性を削除します。

ちなみに、拡張属性がない場合には、xattrを実行しても
No such xattr: com.apple.quarantine
というメッセージがでるだけなので無視していいです。
余談ですがEl Capitanからオプションが追加されているのでfindしなくても -r オプションがあるので
xattr -cr
でもいいですけどね。 -c はクリアです。

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