iTunesの最新バージョン「iTunes 12.4.1」で、音楽再生に関するバグが見つかりました。これはApple Musicのストリーミングで音楽再生している場合に、60秒未満の楽曲を再生した次の曲が再生されないという不具合です。
この現象は、6月3日にリリースされたiTunesの最新バージョン「iTunes 12.4.1」で起こっており、アルバムやプレイリスト内で、60秒未満の楽曲をストリーミングで通常再生し終えた後に、後続曲の再生が出来ずに止まってしまうというものです。このバグを報告しているMacRumorsは、OS X 10.11.5上のMacでiTunes12.4.1を実行してこの問題を再現しているビデオ映像を公開しています。
このiTunesバグを報告しているMacRumorsフォーラムのメンバーである「B/D」さんによると、バックエンドのファイル変更監視ツール「fswatch」を使用して調べたところ、このバグの原因を特定したようです。
It looks like the way Apple Music handles streaming is when the current song is a minute from the end, iTunes signals the next track in the queue to start downloading so that it’s ready to play when the current song is over. However, when the song is less than a minute long the next song’s download is never initiated, apparently because some “one minute remaining” event is never triggered! This means the app just sits waiting for a download to finish that has in fact never started.
Apple Musicで再生中の楽曲が残り1分になったところを検知してストリーミング処理を行っているようだ。iTunesは現在再生されている楽曲が終わった時に次の曲を再生できるようにダウンロードを開始する信号を送ります。しかし、60秒未満の楽曲の場合には「残り1分」が検知されないので、次の楽曲のダウンロードのイベントが開始されることはありません。iTunesは決して開始されないダウンロードの終わりを待ち続けるというわけです。
MacRumorsは、この問題についてAppleに報告しており、次のiTunesアップデートの際には解消されているだろうと伝えています。