前回の大型メジャーアップデート「iOS 10」では、大幅な標準アプリの改善やロック解除方法が変更、Apple Pay機能の実装、バッテリー問題が話題になりましたが、今年の大型メジャーアップデート「iOS 11」はどのような新機能が追加されるのでしょうか。「iOS 10からiOS 11でどこが変更されるのか」「iOS 11でどんな機能が追加されるのか」など、この記事では現在噂されている「iOS 11」で実装予定の新機能、最新情報をまとめています。
「iOS 11」はいつリリースされるの?
米メディア「9to5Mac」によると、例年通りであれば2017年6月13日に開催されるAppleの開発者イベント「WWDC 2017(Worldwide Developers Conference 2017)」に合わせて「iOS 11」が発表され、秋にはリリースされるだろうとのこと。恐らく実際にリリース(配信)されるのは、前回の大型メジャーアップデート「iOS 10」と同じくらいの時期(2017年9月頃)、またはiPhone8の発表と同日ではないかと予想されます。
「iOS 11」対応機種
iPhoneモデル: | iPhone 5, iPhone 5c, iPhone 5s, iPhone 6, iPhone 6 Plus, iPhone 6s, iPhone 6s Plus, iPhone SE, iPhone 7, iPhone 7 Plus |
iPadモデル: | iPad 4, iPad Air 1, iPad Air 2, iPad Pro 9.7-inch, iPad Pro 12.9-inch, iPad mini 2, iPad mini 3, iPad mini 4 |
iPodモデル: | iPod touch第6世代 |
iOS11で追加されると噂の新機能/改善点
新機能一覧
- Siri Speaker
- カメラアプリとAR
- ダークモード
- TVアプリ
- 常時表示
- ホーム画面にWidget
- ビデオの解像度の変更
- スマートWi-Fi
- スマートスリープ
- バックグラウンドのアプリの一発終了
改善点一覧
Siri Speaker
Siri SpeakerとはAmazon Echoに似た機能で、音声で家電製品などホームシステムを操作可能にするというもの。そのほかにもiOS11ではSiriが更に進化される可能性があり、基本的には機能強化がメインになることと、体のマネジメントアプリの強化などが挙げられています。(iPhone mania)
カメラアプリとAR
Appleは以前から拡張現実(AR)分野に強い関心を抱いており、ARを取り入れたカメラアプリを開発中ともいわれています。このAR対応カメラアプリがiOS11で追加されるというのが、9to5Macの予想です。(iPhone mania)
ダークモード
iOS10で搭載されると繰り返し噂されながら、結局導入されなかった「ダークモード」が、iOS11では今度こそ追加されるのではないかといわれています。ダークモードとは暗い場所でも画面を快適に閲覧できるモードです。(iPhone mania)
TVアプリ
iOS10.2ではビデオアプリに変わって新たにTVアプリが導入され、同時にHuluなどの動画ストリーミング配信サービスのコンテンツが追加されました。iOS11ではさらに新機能が追加され、コンテンツプロバイダーの数も増えるといわれていますが、Netflixが加わるかどうかは不明です。ただしこうしたサービスはまだ米国内に限定されており、海外では利用することができません。(iPhone mania)
常時表示
バックライトを使わなくてもそれ自身が発光する有機ELの特長を生かしてスリープ状態でも時計やカレンダーを常時表示する「Always On Display」がiOS 11に導入かもしれない。
「Always on Display」(オールウェイズ・オン・ディスプレイ)という新機能が搭載されることで、iOSデバイスの電池消費も減らすことができるようです。
ホーム画面にWidget
カレンダーや次の予定、目覚し時計、メモ、天気予報、ニュース、株価などの自分が入手したい情報のウィジェットをホーム画面で確認できるiOS 11新機能が実装されるかもしれない。
ビデオの解像度の変更
海外からのiOS 11最新情報によると、既にインストールされているカメラアプリの機能が更に高機能となると言われている。つまり、撮影した画像の解像度を変更したり、撮影時のビデオの解像度の変更などができるようになるかもしれない。
スマートWi-Fi
iOS 11最新情報によると、「スマートWi-Fi」機能はユーザのいる場所によって、自動的にWi-FiをON/OFFできる機能。この機能はWi-Fiを利用できる場所を覚えて、その場所に入る時には、Wi-Fiが自動的にONになり、その場所から離れるとWi-Fiが自動的にOFFになる。この機能が実装された場合、バッテリーの省電力化ができる。
スマートスリープ
歌が好きなユーザのために、スマートスリープ歌詞をサポート、等化器をサポートするスマートスリープというiOS 11新機能を開発かもしれない。
バックグラウンドのアプリの一発終了
「全て終了」をタップするだけで、全てのバックグラウンドアプリを終了することができる機能。
メッセージ
以前から噂になっているものの実現していないのが、グループでiMessageをやりとりする場合の「既読」マークです。WhatsAppやFacebook Messenger、LINEにはこの機能があり、iOS11でいよいよ追加されるかも知れません。(iPhone mania)
Musicアプリ
ここ最近の傾向から考えると、AppleがiOS11でMusicアプリに何らかの改良を加える可能性は高そうです。9to5Macは、人気のカラオケ番組「カープール・カラオケ」のスピンオフなど、新しい動画コンテンツを追加するかも知れないと予測しています。(iPhone mania)
より安全なApple Pay
Apple Payとは、アップルの電子マネー及び非接触型決済サービス。しかし電子マネーは100%安全ではない。Apple Payユーザは過去にハッカーにカード情報を盗まれたこともある。そのため、Apple Payの安全性を高めるだろうといわれている。
メールアプリ機能の改善
通知機能の使いやすさ、メールの見やすさなどの改善が施される。
カメラAPI認識
iOS 11最新情報によると、iOSの「Core Image API」がアップデートされ、iOSで簡単にカメラを扱うことがもっと簡単になる。
より自由なコントロールセンター
もっと自由にコントロールセンターをカスタマイズすることができるようになるかもしれない。