2017年モデルのiPhoneは全機種ワイヤレス充電機能を装備!KGIのアナリストMing-Chi Kuo(郭明錤)氏によると、iPhoneが誕生して10年目を迎える記念すべき今年2017年に登場する新型iPhone 8(iPhone X)は、すべてケーブルを差し込むことなく充電できるワイヤレス充電コンポーネントを備えているということです。
先週のKGIのリポートによれば、ワイヤレス機能を備えた新しいiPhoneは今年発表される最高級のiPhoneにだけ装備されるとのことでしたが、この1週間でその内容が今年発売されるすべてのiPhoneに訂正される結果となりました。AppleはこれをiPhone10周年を祝うエポックとして登場させることによって、iPhone市場の盛り上がりを期待しているものと思われます。
このワイヤレス充電は、登場する新しいiPhoneモデルの大きなセールスポイントになることは間違いありませんね。その上、新型iPhoneの全機種となれば、なおさらです。
ただ、新型iPhone 8のコストは1,000ドル(約112,000円)を上回るとの報告があります。KGI によれば、これはワイヤレス充電機能による発熱から3D Touchセンサーの保護を強化する必要があり、その保護手段としてグラファイトシートでセンサーをラミネートする必要があるということです。この部品調達により製造コストの上昇を招いているとのことです。当然、Appleはこのコスト上昇を購入者、つまりiPhoneユーザーに転化するものと思われます。
この追加費用は、KGIの報告が正しければ、今年発売されるすべての新型iPhoneモデルに適応されます。 そうなれば、最高品質の技術を搭載する新型iPhoneは、その価格も最高級にふさわしい金額となることは確実です。なにせ、製造費用ですでに1,000ドル(約112,000円)なのですから。これは、ユーザーにとっては悩ましいところですね。
Appleが今年発売するiPhoneは、iPhone7/7 Plusをアップデートしたモデル2種と、有機EL(OLED)パネルを搭載したプレミアムモデルの3機種ラインナップになるとされ、それぞれの筐体ごとに3モデル程度のバリエーションが想定されています。有機EL(OLED)パネル搭載機種は、全画面カーブディスプレイとの噂もあります。今年2017年は、2007年にiPhoneが登場以来最大の変革の年になるかもしれません。