iPhoneなどのiOSデバイスで、動画URLをタップするとGoogleのモバイルYouTubeアプリが自動的に起動します。だが、YouTubeアプリのすべてのバージョンでこの機能が有効になっているわけではなく、この便利な機能が必ずしも意図したとおりに機能しない場合があります。このため、Googleではこれを修正するために、iPhoneとiPadなどiOS向け最新アプリ「YouTube 12.07」へのアップデートを促しています。
Googleは最新の「YouTube 12.07」リリースノートに「YouTube のリンクがブラウザではなくアプリで開くようになり、より快適にご利用いただけるようになりました。引き続きブラウザでYouTubeを表示したい場合は、画面右上の [youtube.com >] の矢印をタップします。」と明示しています。
- SafariなどのブラウザでYouTubeリンクURLをタップすると…。
- モバイルYouTubeアプリが自動で起動します。そして、開いたモバイルアプリの画面上に表示される [youtube.com >] をタップすると…。
- Safariなどのブラウザ表示に切り替わります。
iOSのディープリンク機能を使ったこのYouTubeアプリを自動的に起動する機能は便利なのですが、相変わらずSafariブラウザに空白ページが生成されてしまいます。「より良い視聴体験を得るために」と行っている割にはお粗末な感もぬぐえませんが、これはiOSのディープリンク機能の問題なのでしょうか。
以前のアップデートではモバイルアプリが起動した後に応答しなくなる、フリーズしてしまうという問題もありましたが、最新バージョンではこの問題も修正されたようです。また、以前にYouTubeアプリをインストールしているiOS 7デバイスでは、この最新のバージョンを再インストールできるようになったとのことです。
そして、動画再生時にビデオ画面の左右をダブルタップすると前方または後方に10秒間スキップするなどの細かな新機能も導入されています。
Googleは、「世界中の人々が毎日10億時間のYouTubeコンテンツを毎日視聴している」と語っています。また、「何10億時間ものYouTubeを見ていたら、10万年以上かかるだろう」と語っており、世界中の人々が競って動画鑑賞にいそしんでいる姿が目に浮かびます。