Appleが今年2017年1月にiOSデバイスの「アクティベーション ロックのステータス」を確認できるWebページを削除しました。これは、iPhoneが盗難にあった際に誰もがこのWebページから盗難を抑止するロック機能を提供するもので、ユーザーにとって有意なサービスでした。
この隠されたリンクについて、AppleはiCloudアクティベーションロックWebツールを使用して、盗まれたシリアル番号のハッキングを止めるためとしています。ただ、ユーザーにとって無くしたiPhoneの盗難を止める手段であったわけで、その防衛策を失ったことになります。
Appleの公式アクティベーションロックステータスツールが使用できなくなりましたが、新たにApple公式サイトからiOSデバイスのアクティベーションロックステータスを確認する方法がYouTubeにて公開されています。
アクティベーションロックの状態を確認する方法
- まずは、ブラウザでApple サポートのWebサイトにアクセスします。
- 開いたページにあるデバイスのリストから[iPhone]を選択します。
- 次に、[バッテリー、電源、および充電]検索カテゴリーをクリックします。
- 問題の詳細項目では[電源が入らない]などの特定の問題を選択します。
- サポートの方法選択画面で、[配送修理]をクリックします。
- 次の画面で、iPhoneの[シリアル番号、IMEI、MEID のいずれかを入力してください。]テキスト欄に入力し、右サイドの矢印をクリックすると、iPhoneのアクティベーションロックの状態を確認することができます。
ちなみに、iPhoneのシリアル番号、IMEIまたはMEIDは、設定アプリから[設定]→[一般]→[情報]の画面で確認できます。
アクティベーションロックが有効の場合
アクティベーションロックが有効の場合には、以下のように[iPhoneを探す]設定が有効であることを示すメッセージが表示されます。
申し訳ございませんが、「iPhoneを探す」が有効な場合は、この修理案件を作成できません。「iPhone を探す」を無効にしてから、このシリアル番号をもう一度試してください。
アクティベーションロックが無効の場合
アクティベーションロックが無効になっている場合には、以下のようにApple IDのサインイン画面が表示され、
サインインすると、[配送修理]の手続きページが表示されます。
この抜け道は、Appleが公式に推奨しているものではありません。むしろ、バグといった方が正しいかもしれません。なので、Appleはこの明らかな抜け穴を近いうちに塞ぐことを考え、実行すると思われます。