Appleは本日3月29日(現地時間3月28日)、iPhone、iPadおよびiPod touch向け次期アップデート版iOS 10.3.2初となるベータ版「iOS 10.3.2 Beta 1(Build:14F5065b)」をデベロッパー向けにリリースしました。昨日のメジャーアップデート「iOS 10.3」リリースから一夜明けての登場で、枝番を一つ飛ばしてのリリースです。
現在、デベロッパープログラムの登録メンバーだけが利用可能ですが、パブリックベータプログラムのメンバーがダウンロードできるようになるまでにはそう時間はかからないものと思われます。なお、今回のiOS 10.3.1をスキップしてのiOS 10.3.2リリースについて、Appleからは説明がなく、現在のところその理由は不明です。
今回公開されたiOS 10.3.2 Beta 1では、リリースノートには「バグの修正と改善」と明記されているだけですが、このリリースで何が変わったのか注目されるところです。まして、今回はiOS 10.3.1をスキップしての公開ですから。ただ、大きな変更はなく、SiriKitに関する修正が含まれているようです。また、それ以外にもURLスキームを使用して電話やFaceTimeの呼び出しを行うことができてしまうセキュリティの脆弱性についても対応しているようです。
iOSの最新ベータ版iOS 10.3.2 Beta 1は、Appleのデベロッパープログラムに登録しているユーザーで、iPhone、iPad、またはiPod touchデバイスを持っているユーザーであればすぐにダウンロードすることができます。
すでにベータ版の設定プロファイルがiOSデバイスにインストールされている場合には、設定アプリから[一般]→[ソフトウェアアップデート]からOTA(Over The Air)でダウンロード&インストールすることができます。あるいは、iOS 10.3のIPSWファイルをAppleの開発者ポータルから直接ダウンロードし、iTunes経由でクリーンインストールすることもできます。