本日(2017年5月16日)にiPhone、iPadおよびiPod Touch向けiOS最新バージョン「iOS 10.3.2」が正式リリースされました。このアップデートでは、SiriやCarPlayなどの機能改善と細かなバグの修正が含まれているものの、目立った新機能や機能の改善は行われていません。ただ、多くのセキュリティ問題の改善が含まれているのも確か。
ここでは、iPhone 5/5cなどの32ビットデバイスをサポートした前バージョン「iOS 10.3.1」とのパフォーマンス比較テストの結果を紹介します。
「iOS 10.3.1 vs iOS 10.3.2」パフォーマンス比較テストは、iAppleBytesがiOSの新しいバージョンが出るたびに行なっている恒例のテストです。手動での操作のため、正確性はやや疑問が残りますが、そのパフォーマンスを比較、体感できるものとなっています。今回の比較対象iOSデバイスは、iOS 10対応デバイスであるiPhone 6s、iPhone 6、iPhone 5s、iPhone 5の4機種にiOS 10.3.2をインストールし、同様のデバイス別のセットでiOS 10.3.1をインストールしたものを、それぞれ動作比較しています。
iPhone 6s:iOS 10.3.2 vs iOS 10.3.1
iPhone 6:iOS 10.3.2 vs iOS 10.3.1
iPhone 5s:iOS 10.3.2 vs iOS 10.3.1
iPhone 5:iOS 10.3.2 vs iOS 10.3.1
今回のテスト結果からは、最新バージョンのiOS 10.3.2の方がやや劣るように見受けられます。いかがでしょう?やはり、新しい機能はないものの、多くのセキュリティ改善や不具合修正などを行なった結果、パフォーマンスが低下したと言えるのかもしれませんね。