iOSの新機能にはサードパーティ製や脱獄・非脱獄系の非公式アプリの影響を受けているものが多く見受けられます。今回公開されたiOS 11でも同様で、[アクセシビリティ]にある[通話オーディオルーティング]もそのひとつです。
[通話オーディオルーティング]機能そのものはiOS 10でも存在しています。ただ、iOS 11には[自動で電話に出る]機能が追加され、自動応答を可能にしてくれるようになっています。この機能を有効にすることで、電話が鳴った時に自動での応答を可能にしてくれます。
このオプション機能[自動で電話に出る]は、もともとあった[通話オーディオルーティング]機能は、Wi-Fi通話やFaceTimeオーディオ/ビデオ通話、またSkypeなどのAppleのCallKitフレームワークを使用するサードパーティのアプリによるVoIP(Voice over IP)通話だけでなく、通信キャリアのモバイルネットワーク経由のいわゆる通常の通話をサポートします。
iPhoneの電話を自動応答できるように設定する方法
[自動で電話に出る]機能はデフォルトでは「オフ」に設定されているので、利用したい場合には任意に設定を行う必要があります。設定するには、設定アプリを立ち上げて[設定]→[一般]→[アクセシビリティ]→[通話オーディオルーティング]へと進みます。
- 設定アプリを立ち上げ、[一般]→[アクセシビリティ]へと進みます。
- [アクセシビリティ]設定画面を下スクロールして[通話オーディオルーティング]を探してタップします。
- [通話オーディオルーティング]設定画面下にある[自動で電話に出る]をタップします。
- [自動で電話に出る]設定画面にある[自動で電話に出る]のトルグボタンがデフォルトで「オフ」になっているので、これをタップして「オン」にします。
- [自動で電話に出る]設定が「オン」になると同時に、画面に自動で通話に応答するまでのタイムを設定できる項目が表示されるので、これを任意で設定することができます。
この[自動で電話に出る]機能は、車の運転やジョギングをしていて、あるいは料理中など電話に出られない、手が離せない場合に有効ですね。数あるiOS 11の新機能の中で、どちらかと言えば地味な機能ですが、実用的ではあります。今年秋に正式版のiOS 11が登場した場合には正式に利用することが可能となります。現在、この機能を試すにはiOS 11 betaを自分のiPhoneにインストールする必要があります。
この記事へのコメント
[…] http://moshbox.jp/?p=30535 […]