ソニーのプレーステーション4は現在、世界で最も人気のあるビデオゲームプラットフォームのひとつです。毎日何百万人のユーザーがネットを介してシームレスにプレイを楽しんでいます。ただ、Wi-Fi接続している場合には「接続に問題が発生しました」と表示され接続が切断してしまう、あるいは通信速度が低速になってしまう問題が、今年2017年になって多く発生しているようです。
こうしたPS4をWi-Fi環境で使用していて起こるネットワーク回線の切断や通信速度が低速になる問題を解決するいくつかの方法があります。PS4のWi-Fi接続問題で悩んでいる場合には是非お試しください。
PS4のWi-Fi接続問題を解決する方法
1.PS4とWi-Fiルータを離して設置する
PS4のWi-Fiチップは近くのWi-Fiルータと干渉、あるいは競合してしまうことがあることを知っているユーザーも多いかと思います。その際には、PS4の電源がオンになると、基本的にワイヤレスネットワークの速度が90％前後低下してしまいます。そして、この問題はPS4の電源を落とすと解決して、通信速度は通常のパフォーマンスを取り戻してしまうようです。
この問題が発生していると考えられる場合は、ルータとPS4を離して設置することで問題解決になることがあります。可能であれば、PS4をWi-Fiルーターとは別の部屋に設置するのが最善です。また、同じ部屋である場合には、部屋の反対側に設置するようにして試してみましょう。
2.PS Vita/PS TVのリモートプレイのチェックを外す
プレイステーション4は、PS Vita/PS TVのリモートプレイがオンになると、他のデバイスにコンテンツをブロードキャストできるように、独自のミニワイヤレスネットワークを作成するプロセスを実行します。この際にワイヤレスネットワークの周波数が互いに衝突し、Wi-Fi速度の問題が発生することがあります。PS Vita/PS TVのリモートプレイ機能を必要としないのであれば、この設定をオフ、無効にしておくことをオススメします。
これを行うには、PS4の［設定］→［リモートプレイ接続設定］へと進み、［PS Vita / PS TVに直接接続］の設定を確認して設定を無効にします。
3.5GHzのWi-Fiネットワークを使用する
もし、使用しているWi-FIルータが5GHzワイヤレスネットワークをサポートしているのであれば、PS4をこの5GHzワイヤレスネットワークに接続するようにしましょう。PS4がサポートする無線LAN企画は「IEEE 802.11 a/b/g/n/ac」となっており、5GHz帯をサポートする「11a」および「11ac」が含まれています。5GHz帯のワイヤレスネットワークは、通常使用されている2GHzに比べて歪みが少ない傾向があると言われています。
4.ルータのWi-Fiチャネルを変更する
ルータのWi-Fiチャネルを変更するには、多少の技術的知識を必要とするので、上記までのものと比べてハードルが高いかもしれません。でも、ルータの設定に入ってWi-Fiチャネルを変更することにより、PS4をWi-Fi環境で使用していて起こるネットワーク回線の切断や通信速度の低速化問題を解決できる可能性は高いです。様々なチャネルを試してみて、PS4に最適な環境を探してみましょう。
5.有線LANケーブルに切り替える
究極ですが、もし上記までの接続を試してみて問題が解決しない場合には、無線LANのWi-Fi接続をあきらめて、PS4を直接有線LANケーブルに接続しましょう。少なくとも、無線LAN接続でも問題は解決されるはずです。この場合にも、PS Vita/PS TVのリモートプレイはオフにしておくことをオススメします。
以上の５項目を正しく試しても接続できない、接続が不安定だったりする場合には、PS4の不具合、初期不良といったことも考えられます。また、近所で電話線工事などがある場合には、それが原因ということも考えられます。
ネットワーク接続の問題は、PS4とルーターの電波干渉だけでなく、複数の要因が関係していることがよくあります。ひとつひとつ紐解いて行き、問題解決の道を探っていくしかありませんね。もちろん、上記以外の要因も考えられるので、快適なプレイ環境を手にするには、根気が大事ということでしょうか。
