iOS 11では、機内モードをオンにしても、Wi-FiとBluetooth通信はオンのままで使えるようです。この場合、モバイルデータ通信とインターネット共有については従来通りにオフになリマス。もちろん、あらかじめWi-FiおよびBluetooth通信設定がオンであった場合はそのままオフの状態で、iOS 10と同じ仕様で個々にオン設定することになります。
iOS 11は6月初旬のWWDC(世界開発者会議)でお披露目され、当日にデベロッパー向けに公開・リリースされました。あれから数週間たち、開発者向けの「iOS 11 Beta 2」が先週リリースされました。
「iOS 11 Beta 2」では、iOS 11の開発がまだ初期段階ということもあり、数多くの新しい機能や修正が行われています。この機内モードに割り当てられた動作の変更もそのひとつです。
iOS 11では、あらかじめWi-FiおよびBluetooth通信の設定がオンであった場合、そのままオンの状態で機内モードをオンにすることができます。もちろん、その後不要であればWi-FiおよびBluetooth通信の設定をオフに切り替えることも可能です。
この仕様はコントロールセンターから開いた場合で、設定アプリ側から行った場合にはiOS 10と同じ仕様で、Wi-FiとBluetooth通信はオンのままのようです。
iOS 10では以下のように、機内モードをオンにすると自動でWi-FiおよびBluetooth通信の設定がオフに切り替わります。
iOS 11では機内モードをオンにした際に、WiFiとBluetoothを手動でオンにし直す必要がなくなります。そう、キャリアのモバイル通信やインターネット共有が切断されても、引き続きこれらの機能を継続して使えるということです。つまり、機内モードをオンにした後でも、ワイヤレスヘッドフォンで音楽を聴いたり、Wi-Fiでwebを閲覧したいユーザーにとってはひと手間がいらなくなるということです。
この些細な動作変更はいかがですか?飛行機に搭乗した際に、Wi-Fiの利用が普通になりつつある中、Appleが行ったこのささやかな目立たない機能変更は理にかなっているように思われます。
iOS 11はまだ開発第2段階、今後数ヶ月を要してiOS 11をさらにブラッシュアップしてくれる際にこの機能が日の目を見るかは定かではありません。その結果はiOS 11が正式リリースされた時にわかります。ただ、このささやかな機能は多くにユーザーにとって小さな喜びとなることは確かですね。