【iOS 11】iPhoneの画面をライブストリーミングできちゃう！？「ScreenRecording」にライブ配信機能を追加

2017年07月14日 iOS eswai

iOS 11では、iPhoneの画面を簡単にライブストリーミングできる事になりそうです。Appleがデフォルトで画面録画できる「Screen Recording」については、以前の記事「iPhone単体で画面録画できる「Screen Recording」機能を有効にする方法」で紹介しました。最新の「iOS11 Beta 3」では、この機能が進化してライブ配信できる機能を搭載しています。

AppleのiPhoneおよびiPadなどのiOSデバイスに搭載される次期OS「iOS 11」には、数多くの新しい機能が搭載されます。その内のひとつに「Screen Recording」機能があります。これまでパソコンやサードパーティ製のアプリ、あるいは脱獄しないとできなかったスクリーン録画を行うことのできるネイティブアプリです。

これだけでもすばらしいのに、Appleはスクリーンで起こっている出来事をライブストリーミングする機能をユーザーに提供することを真剣に考えているようです。

Appleは7月11日にリリースした開発者向けの最新「iOS 11 Beta 3」で、「Screen Recording」のオプションとして「ブロードキャストを開始」ボタンを追加しています。残念ながら、今のところこのボタンをタップしても何も起こりません。iOS 11 Beta 2ではこの部分は「収録を開始」というボタンだったところです。

この変更について、AirPlayでのストリーミングと考える人もいるようですが、機能を分ける意味が見つかりません。素直に、iPhone上で行われるゲームなどをライブ配信することを目的としたものと考えた方がすっきりします。ゲームなどの配信サービスはYouTube Gamingなどの事例をあげるまでもなく大きなビジネスとなっています。

そうだとしても、iPhoneやiPadの画面で起きているコンテンツをリアルタイムに共有できるとしたら、それもAppleネイティブの機能として行えるとしたら、多くのユーザーにとって有益なことに違いありません。

iOS 11 Beta 3に組み込まれている「ブロードキャストを開始」ボタンは今のところ機能しません。そして、Beta 4がリリースされた段階で実際にこの機能がそのまま生かされるかも定かではありません。まだまだ今年秋の正式リリースまでは時間があり、iOS 11の最終型がどのようになるかは想像するしかありません。