Appleは7月20日にiOSの最新バージョン「iOS 10.3.3」をリリースしました。互換性のあるiPhoneやiPad、iPod touchなどのiOSデバイスであれば、この最新のiOSバージョンをダウンロード&インストールすることが可能です。
iOS 10.3.3アップデートでは、目立った機能追加やバグ修正はありませんが、Wi-Fiチップ上で任意のコードを実行できる脆弱性など多くのセキュリティに関する問題解決が行われています。これだけでもiOSを最新バージョンにアップデートする大きな理由となるのですが、さらに大きな理由としてダウンロード&インストールしたデバイスのストレージに使用可能な記憶領域を増量してくれる可能性があります。
Redmond Pieによると、その増加する使用可能な記憶領域は最大で1GBにもなるとのことです。128GBのiPhoneならいざ知らず、16GBや32GBのiOSデバイスを使用しているユーザーにとっては貴重なストレージ容量だと言えます。Redmond Pieの場合は、128GBのiPhone 7 PlusをiOS 10.3.2からiOS 10.3.3にアップグレードした結果として下の画像を公開しています。
実際にわたしのiPhone 7(128GB)で試したところ、以下のように67.81GBから71.16GBへと大幅アップしていることがわかります。ただし、わたしの場合にはiOSバージョンが10.2.1から10.3.3へのアップグレードなので、単純には比較できません。あくまでも参考値としてご覧ください。
でも、この結果はサプライズだと言えます。現状のストレージ容量に不満や不安を持っているユーザーであれば、このストレージ容量の増加は嬉しいですね。また、ストレージ容量の総量の大小に関わらず、使用領域が増加したことを喜ばないユーザーはいないでしょう。