パスコードの設定されているiPhoneをハッキングする近道はFBIに訪ねることかもしれません。AppleがiPhoneのパスコート解読を拒否し、FBIの捜査への協力を拒否したことは多くの議論を呼びました。
AppleはiPhoneのセキュリティ問題についてはナーバスなくらいに真剣に取り組んでいるように見えます。なので、500ドルという比較的安価なトリックで、特定のiPhoneのパスコードを、すべてのデータを保持したまま解読できてしまう現実は受け入れ難いでしょう。
このニュースは、EverythingAppleProによってYouTubeに掲載された動画によってもたらされました。この500ドルボックスは、すべてのiPhone 7およびiPhone 7 Plus、そしてiPhone 6、6sモデルでも動作します。また、これを行うにはiOSデバイスをiOS 10.3.3にアップグレードないしダウングレードする必要があるようです。
TechCrunchの説明によると、デバイスのパスコードが変更された後、限られた時間だけiOS 10.3.3で迅速かつ繰り返しパスコードを試すことができるとのことです。ただ、パスコードの長さ、パスコードが6桁で1分以内にパスコードを変えたばかりであれば最大173日、6桁で最近変えてないのであれば最大9年6ヶ月かかるとしています。
iOS 11の場合であれば、これがさらに長くなるとしているものの、 iOS 11の正式バージョンが出ることにはこのセキュリティホールはAppleによって閉じられていることでしょう。Appleがこのハッキングの存在を黙って見ていることはあり得ませんからね。心配な場合には、最近発見されたTouch ID(指紋認証)をすばやく無効にする方法を会得しておくのもいいかもしれません。