iOS 11アップデートした一部のユーザーで、遅延や遅れといったホームボタンの動作に関する問題が発生しているようです。これが新しいオペレーティングシステムの不具合・バグなのか、Appleサイドの意図的な処置による仕様の変更なのかは定かではありません。
このiOS 11にアップデートしたiOSデバイスで起きているホームボタンの遅延問題は、実際にホームボタンを押してから画面がその動作に反応するまでに時に著しい遅延が発生するというものです。以下の動画を見ると、実際にはわずかなタイミングのズレという感じですが、このわずかな反応の差は作業をしていて、非常に煩わしいものです。このバグ、あるいは仕様変更（？）は、iPhone 7シリーズをはじめ、iPhone 8シリーズを含めたほとんどのiOS 11対応デバイスで発生しているようです。
Apple製品は「こう操作するとこうなる的な」ユーザビリティに優れたことで知られているわけで、今回のこのiOS 11の修正版がすぐにでもリリースされることを期待したいところですね。それまでの間は、上記の症状を体験しているユーザーは、一度気付くと気になり続ける挙動だけに、このプラットフォームの動作に関する不具合を甘んじて享受し続けるしかありません。
iOS 11に対応するデバイスは現状ではホームボタンが存在します。そしてほとんどの機種でこのホームボタンが日常的に頻繁に使用されています。アプリを起動している場合はもちろん、２ページ目以降のホーム画面を表示している際に、ホームボタンで素早くホーム画面に戻ったり、ホーム画面の最初のページに戻ったりする場合には、このホームボタンを操作します。そう、ユーザーは、ホームボタンを押すというアクションによって、システムが瞬時に反応して必要なアクションを実行することを期待しています。ただし、これはiOS 11では必ずしもそうではないようです。
こうしたユーザビリティに関する問題は、使用し続けるほどに問題化していくものです。iOS 11を実行しているiPhoneやiPadを使用している場合、この挙動にお気付きですか？そしてそれは古いデバイスですか？それとも最新でしょうか？そして、iPhone Xのホーム画面に戻るジェスチャーベースのスワイプの動作を優先させるために、AppleがiOS 11の仕様を変更した？なんのために？それは現実的でないですね。単純にiOS 11ファームウェアの不具合、バグと考えるのが妥当でしょう。この問題が顕在化することによって、今後リリースされるバージョンでAppleはきっと対応することでしょう。
