iPhone 8やiPhone 8 Plusでは、他のiOSデバイスと同じように、フリーズしたり応答しなくなったなど、ハードリセットを行う必要が発生することが考えられます。ただ、これまでのように[サイドボタン(スリープ/スリープ解除ボタン)]+[ホームボタン]では強制再起動(ハードリセット)を行うことはできません。iPhone 8シリーズではこれまでのiPhoneとは異なるボタン操作に変更されているので、ここで紹介します。
iPhoneを使用していると、時には強制再起動(ハードリセット)が必要になることがあります。アプリのフリーズ問題をはじめ、画面をタップしたりホームボタンを押してもデバイスが反応しなくなった場合には必須の作業とも言えます。
強制再起動(ハードリセット)では、iPhone内の失う危険性のあったデータについても、フリーズ以前の保存されていたデータを消去されずに済む可能性があります。そして、これを行うことでiPhoneの動作が安定して、正常に使用できるようになる可能性があります。
ただ、iPhone 7シリーズおよびiPhone 8シリーズでは、これまでのボタン操作では強制再起動(ハードリセット)を行うことができません。AppleはiOS 11リリースに際し、ホームボタンのないiPhone X開発を考慮してiPhone 7/7 PlusおよびiPhone 8/8 Plusでの操作方法を変更しました。
iPhone 8での強制再起動(ハードリセット)方法
iPhone 8またはiPhone 8 Plusを強制的に再起動するのに、もうホームボタンを使用しません。このホームボタンは物理的なボタンではないので、この操作で反応することはありません。iPhone 8を強制再起動(ハードリセット)するには以下の方法を学ぶ必要があります。
- 先ずは、iPhone 8の左サイドの[音量を上げる]ボタンを押して、すぐに放します。
- 次に、今度はiPhone 8の左サイドの[音量を下げる]ボタンを同じように押して、すぐに放します。
- そして最後に「サイドボタン(スリープ/スリープ解除ボタン)」を、画面にAppleのロゴが表示されるまで押したままにします。
「サイドボタン]を5秒程度押し続けると、デバイスが再起動して画面にAppleのロゴが表示されます。すると、iPhone 8あるいはiPhone 8 Plusは1分程度で再起動してホーム画面が表示され、使用状態に戻ることができるはずです。その際、iPhone 8上でパスコードを入力(Touch IDを使用している場合でも同様)する必要があります。
これでアプリは削除されることはなく、写真やテキストなどの情報も失うことはありません。フリーズ間際にメールやメモを入力していた場合には、書いたものの最後の部分を失っている可能性があるのでしばらく待ってみましょう。
iPhone 8が絶え間なくフリーズしていて、同じアプリを使用しているときや同じ操作をしているときは、そのアプリを再インストールするか、アップデートがうまくいっているかどうか確認する必要があります。iPhone 8を頻繁にハードリセットする必要はありません。