Appleは本日10月4日（現地時間10月3日）、iPhone、iPadおよびiPod touch向けオペレーティングシステムiOS 11の２度目の修正バージョン「iOS 11.0.2」をリリースしました。一週間前にリリースされた修正版「iOS 11.0.1」と同様に緊急性の高いいくつかの不具合やバグの修正が行われています。
互換性のあるiPhone、iPad、およびiPod touchを搭載したiOSデバイス ユーザーは、改善、機能追加、または安定性を強化したこの最新のファームウェアをダウンロード＆インストールできるようになりました。
リリース内容は？
今回の修正版アップデートでは、以下のようにリリースノートには更新情報が記されています。
- ごく一部のiPhone 8および8 Plusのデバイスで通話中にパチパチという雑音が入る問題を修正。
- 一部の写真が非表示になってしまう問題に対応。
- S/MIMEで暗号化されたメールメッセージの添付ファイルが開けない問題を修正。
ただ、上記ソフトウェア・アップデート情報にもある通り、今回リリースされたiOS 11.0.2ファームウェアのサイズを見ると280.3MB（ダウンロードサイズはiPhoneの機種などによって若干異なります）もあり、上記修正内容だけとは考えにくい面があります。実際に直前のバージョンiOS 11.0.1と比較したスピードテストを見ると、パフォーマンスが改善しているようにも見受けられ、リリースノートにないパフォーマンスの改善が行われている可能性があります。
アップデートしたユーザの反応は？
iOS 11.0.2は、いつものAppleのリリース時間に合わせて10月4日午前2時（現地時間10月3日午前10時）に配信が開始されました。かれこれ10時間あまり経過して、ユーザのアップデート後の反応がSNSに登場しはじめています。
ただ、現段階でのTwitterのツイートを見ると、「通話中のノイズバグが修正」や「メールの不具合修正」「写真が表示されないバグ解決」などのリリース情報そのままのツイートが多く、アップデートはこれからといったところでしょうか。
また、「先日アップデートしたばかりなのに」とか「2GBってのは本体ストレージ圧迫」などアップデート頻度やアップデートサイズを気にする声が聞かれます。
機になるのは、「iPhone 6s Plus + UQ mobileでiOS 11.0.2 にアップデートしたら通話が出来ないっぽい。データ通信は行けた。」という声でしょうか。また、「iPhone 7 PlusをiOS 11.0.2にしたら、動作が異様に遅くなった。」「iPhone 6 Plus を iOS 11.0.2にアップデートしたら、微妙に動作が引っ掛かる」という動作についてのツイートも見られます。ちょっと心配ですね。
とりあえず、現段階では特別な不具合などは発生していないようです。新たに不具合やバグ、はたまた新たな改善点などが報告された場合には追記したいと思います。
iOS 11では、メジャーアップデートであることもあり、多くのバグや不具合が含まれています。今回のアップデートでも、前回のiOS 11.0.1同様に不具合についての対応が行われました。リリースノートの内容はそのままに、パフォーマンスの改善も行われている可能性があり、iOS 11自体の不具合やバグを考えると、アップデートが推奨されますね。
iOS 11アップデート以降に報告されている不具合は？
iOS 11リリース以降に報告されている不具合情報は多岐に渡ります。メジャーアップデートにふさわしく（？）、バッテリーの消耗問題をはじめ、Wi-Fi接続問題、3Gや4Gに接続できない問題など大小まじえると数え切れないほどのバグや不具合があります。主な問題とその解決方法については以下の記事を参考に対処してみてください。
