iPhone、およびiPad、そしてiPod touchユーザーは、公式のiOS App Storeから「ターミナル」アプリを入手することができるようになりました。Macユーザーであれば経験済みの「ターミナル」アプリによるサンドボックスのコマンドラインでiPhoneなどのiOSデバイスの内部にアクセスすることができます。
Louis D’hauweによって設計・開発されたこの「Terminal」アプリは、もともとiOS 11から導入されたAppleネイティブの「ファイル」アプリと連携するものでしたが、今回iOS App Storeに掲載されることとなりました。
カテゴリ: ユーティリティ,仕事効率化
販売元: Louis D’hauwe – Silver Fox(サイズ: 10.84 MB)
全てのバージョンの評価: (9件の評価) iPhone/iPadの両方に対応
これまでは、iPhone、およびiPad、そしてiPod touchユーザーはMacなどのターミナル機能によるデバイスへのアクセス体験を得るには、iOSデバイスを“脱獄”する必要がありました。つまり、Cydiaを介して入手するMobile Terminalアプリによるデバイスへのアクセスを行う必要がありました。AppleがiOSシステムへのディープなアクセスを許可していないため、こうした非合法の手段を取る必要がありました。
今回リリースされた「Terminal」アプリは、“脱獄”して入手したアプリほどのレベルの高いアクセスは行うことができませんが、iOSデバイスで基本的なコマンドライン機能を実行したいユーザーにとっては、すばらしいコマンドライン体験を提供してくれるものと思われます。
「Terminal」で使用可能なコマンド
ただし、先ほども述べたとおり、このアプリではrootアクセスを行えるほどの完全にオープンな「ターミナル」体験は与えてくれません。この「Terminal」アプリで使用できるコマンドは以下の通りです。
- cat
- cd
- chflags
- chksum
- clear
- compress
- cp
- curl
- date
- du
- egrep
- fgrep
- grep
- gunzip
- gzip
- help
- link
- ln
- ls
- mkdir
- mv
- printenv
- readlink
- rm
- rmdir
- stat
- sum
- tar
- touch
- uname
- uncompress
- uptime
- wc
- whoami
スクリーンショット
カテゴリ: ユーティリティ,仕事効率化
販売元: Louis D’hauwe – Silver Fox(サイズ: 10.84 MB)
全てのバージョンの評価: (9件の評価) iPhone/iPadの両方に対応