Microsoftが2018年2月14日、本年2018年2度目となる2月のWindows UpdateとしてWindowsをはじめとしたセキュリティ更新プログラムを公開しました。Windows PCをお使いのユーザーは、なるべく早くアップデートを行いましょう。
今月のセキュリティ更新プログラムでは、Windowsのセキュリティ更新やバグ修正に関する計10件(緊急9件、重要1件)の新規セキュリティ情報を公開しています。そして、新規セキュリティ更新プログラムを公開すると共に、新規のセキュリティ アドバイザリ1件の更新を行いました。なお、今月の「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」では、新たに対応を追加したファミリはありません。今回の該当するMicrosoftのソフトウェアは以下の通りです。
- Internet Explorer
- Microsoft Edge
- Microsoft Windows
- Microsoft Office、Microsoft Office Servers および Web Apps
- ChakraCore
- Adobe Flash Player
セキュリティ更新プログラム・セキュリティ アドバイザリに関する主な注意点
- アドバイザリ ADV180002 を更新し、Windows 10 32 ビット版および HoloLens 向けの更新プログラムを公開したことをお知らせしています。
2018年2月のセキュリティ更新プログラム
Microsoftが新たに確認した脆弱性について公開した新しいセキュリティ更新プログラムは以下の通りです。
最大深刻度「緊急」のセキュリティ更新情報
製品ファミリ:Windows 10 および Windows Server 2016 (Microsoft Edge を含む)
■最も大きな影響を受ける内容
リモートでコードが実行される
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
Windows 10 1709: 4074588、Windows 10 1703: 4074592、Windows 10 1607: 4074590、Windows 10 RTM: 4074596、Windows Server 2016: 4074590。
製品ファミリ:Windows 8.1 および Windows Server 2012 R2
■最も大きな影響を受ける内容
リモートでコードが実行される
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
Windows 8.1 および Windows Server 2012 R2: 4074597 (セキュリティのみの更新プログラム) と 4074594 (マンスリー ロールアップ)。
製品ファミリ:Windows Server 2012
■最も大きな影響を受ける内容
リモートでコードが実行される
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
Windows Server 2012: 4074589 (セキュリティのみの更新プログラム) と 4074593 (マンスリー ロールアップ)。
製品ファミリ:Windows RT 8.1
■最も大きな影響を受ける内容
リモートでコードが実行される
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
Windows RT 8.1: 4074594。注: Windows RT 8.1 の更新プログラムは Windows Update からのみ入手できます。
製品ファミリ:Windows 7 およびWindows Server 2008 R2
■最も大きな影響を受ける内容
リモートでコードが実行される
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
Windows 7 および Windows Server 2008 R2: 4074587 (セキュリティのみの更新プログラム) と 4074598 (マンスリー ロールアップ)。
製品ファミリ:Windows Server 2008
■最も大きな影響を受ける内容
リモートでコードが実行される
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
Windows Server 2008 の更新プログラムは累計的な更新プログラムやロールアップとして提供されません。次の記事は Windows Server 2008 のバージョンを参照しています。
4058165、4073079、4073080、4074603、4074836、4074851。
製品ファミリ:Internet Explorer
■最も大きな影響を受ける内容
リモートでコードが実行される
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
Internet Explorer 9: 4074736 (IE 累積的)、Internet Explorer 10: 4074736 (IE 累積的) と 4074593 (マンスリー ロールアップ)、Internet Explorer 11 (累積的): 4074736、Internet Explorer 11 (マンスリー ロールアップ): 4074594、4074598、Internet Explorer 11 (セキュリティ更新プログラム): 4074588、4074590、4074591、4074592、4074596。
製品ファミリ:Microsoft Office 関連のソフトウェア
■最も大きな影響を受ける内容
リモートでコードが実行される
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
マンスリー セキュリティ更新プログラムのリリースの Microsoft Office に関連するサポート技術情報の記事の数は、CVE の数、および影響を受けるコンポーネントの数によって変わります。次のサポート技術情報は Office または Office 関連のコンポーネントを参照しています。4011697、4011711、4011200、4011682、4011690、4011686、4011707、3172459、4011143、3114874、4011703。
製品ファミリ:ChakraCore
■最も大きな影響を受ける内容
リモートでコードが実行される
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
ChakraCore は Chakra のコア部分であり、HTML/CSS/JS で記述された Microsoft Edge と Windows アプリケーションを強化する高パフォーマンスの JavaScript エンジンです。詳細については、https://github.com/Microsoft/ChakraCore/wiki を参照してください。
最大深刻度「重要」のセキュリティ更新情報
製品ファミリ:SharePoint Enterprise Server 2016 および Project Server 2013
■最も大きな影響を受ける内容
特権の昇格
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
Microsoft SharePoint Server 2016: 4011680。Microsoft Project Server 2013: 4011701。
Source:Microsoft