Appleは、iPhone、iPad、iPod touch向け最新オペレーティングシステム「iOS 12」のパブリックベータプログラムを今月最終週に公開すると発表しました。このスケジュールが実際に守られるかは定かではありませんが、多くの一般ユーザーにとっては「iOS 12」を自分のデバイスで試せる最初のタイミングとなります。この最新のオペレーティングシステム「iOS 12」を自分のiPhoneやiPadで試したいですか?試したい場合には、iOS 12パブリックベータプログラムに参加する準備を行う必要があります。
Appleは今月6月最終週に、初となる「iOS 12パブリックベータ版」公開を発表しましたが、実際にはその正確なリリース日は定かではありません。ただ、これまでの例年の動向から、来週初めに公開される可能性は高いものと思われます。あるいは、7月3日に開発者向けの第3弾となる「iOS 12 beta 3」とともにということも考えられますが、どちらにしろ間も無くです。そして、’今秋の正式リリースに先立って、最新の機能を試せることはエキサイティングですね。ただ、漫然とその日を迎えてインストールするのは危険です。インストールする前にいくつかの考慮きておくべきことがらをおさらいしておきましょう。
iOS 12パブリックベータ版の準備方法
Appleの最新のオペレーティングシステム「iOS 12」 には、グループ化された通知機能をはじめ、よりスマートになったSiriなどが搭載されることが明らかになっています。また、自分とよく似たアニメーションをユーザー自ら作成できる「ミー文字」や最大32人で同時に通話することができるマルチユーザー対応となったFaceTimeなども話題となっています。これらの新たな機能や変更に気をつられるのもわかりますが、現在開発者向けのリリースされている最新版は「iOS 12 Beta 2」、つまりまだベータ版の第2弾ということになります。まだまだ、安定しているとは言えません。
インストールするデバイスに注意!
そして、一般公開が期待される最初の「iOS 12 パブリックベータ版」は、もちろんプレリリースソフトウェアであり、まだまだバグなどの不具合を含んでいる可能性があり、信頼して使用することのレベルではないと考えるべきです。ちなみに、開発者向けに公開された2つのベータ版「iOS 12 Beta 1」「iOS 12 Beta 2」では、「GPSの不正確な位置情報」や「CarPlayやアプリがクラッス」「バッテリーの消耗」問題などが報告されています。
実際に何が起こるかわからないのが、初期のベータ版の宿命です。可能であれば、初期のパブリックベータ版をインストールするiPhoneなどのiOSデバイスは予備のものを用意することをオススメします。メインのデバイスへのインストールは危険を伴うことを覚悟する必要があります。
必ずバックアップを!
初期のパブリックベータ版をインストールする前には、必ずデバイスのバックアップを取ることが重要です。iOS 11を使用していてバックアップを行わないままiOS 12をインストールしてしまうと、iCloudバックアップはiOS 12でのバックアップとなってしまい、正規版のiOS 11にデバイスをダウングレードした際にベックアップを復元することができません。
iOS 12をインストールする前に、使用するiPhoneやiPadなどのiOSデバイスをMacまたはWindows PCでiTunesバックアップを作成しましょう。これにより、iOS 11にダウングレードしたい場合にデータを復元することが可能となります。iCloudでのバックアップも重要ですが、この際にはiTunesでの暗号化バックアップがオススメです。
パブリックベータ版をインストールする前もそうですが、iOS 12からダウングレードする前にも、重要な情報を失わないためにもiTunesでのバックアップを手動保存することをオススメします。
iOS 12パブリックベータ版への申し込みとインストール
最後に、iOS 12パブリックベータ版が公開された際にいち早く情報を届けてもらえるように「Apple Beta Software Program」での登録を行なっておきましょう。そうすれば、知らせが来たらすぐに最新のオペレーティングシステム「iOS 12」を試すことができます。