今年秋の発表・発売が想定される新型iPhoneは5.8インチと6.5インチの有機ELディスプレイ搭載モデルと6.1インチの液晶ディスプレイ搭載モデルの３モデルがラインナップされると報じられています。そして、すでにデュアルSIM・デュアルスタンバイ（DSDS）に対応したモデルが存在すると報じられていますが、新たにデバイス内蔵型のeSIMをサポートしたDSDSに対応するとの噂が報告されています。
中国の21財経（21st Century Business Herald）は、新型iPhone3モデルのうち少なくとも1モデルで通常のSIMカードに加えてeSIMの「Apple SIM」が内蔵されデュアルSIM・デュアルスタンバイをサポート、複数の情報筋の話として報じています。
これにより、次世代iPhoneの少なくとも１モデルでは、Apple SIM（eSIM）と従来のSIMトレイにSIMカードを挿すことができるとのことです。
Appleは2014年にアメリカで発売されたWi-Fi＋Cellular版のiPad Air2／iPad mini3でApple SIMを初めてサポート、日本でも2015年に発売しています。これによりユーザーは、iPad上でキャリアやモバイルデータ通信プランを簡単に選んで契約ができるようになりました。今日では世界180以上の国と地域で、主要なプロバイダの携帯データプランを選ぶことが可能になっています。
当初、Apple SIMはトレイに挿す物理的なカードのみでしたが、最新のiPad Proシリーズでは内蔵型のApple SIM（eSIM）として本体に内蔵し、SIMカードを入れ替えることなく利用することができるようになっています。
中国メディアは、どのモデルがデュアルSIM・デュアルスタンバイ（DSDS）に対応するかについては触れていません。ただ、Apple情報に定評のある著名アナリストのMing-Chi Kuo（ミンチー・クオ）氏は、低価格モデルである6.1インチ液晶ディスプレイ搭載モデルおよび6.5インチの有機EL(OLED)搭載モデルに採用され、現行のiPhone Xの後継機種とされる5.8インチOLEDモデルにはデュアルSIMにならないとレポートしています。そして、Bloombergは6.5インチの有機ELディスプレイを搭載する「iPhone X Plus」に採用されると報じており、デュアルSIM・デュアルスタンバイ（DSDS）への対応の可能性はたかそうですが、Apple SIM（eSIM）によるDSDSの実現についてはどうでしょう。Apple Insiderなど海外メディアの中には、今回の情報源であるメディアにリークの実績がないことから「怪しい」と信ぴょう性を疑う声もあるようです。
Source:21財経（21st Century Business Herald）
via:Mac Rumors、Apple Insider
