0 / 140

【Windows Updateの日】Microsoft、2018年10月のセキュリティ更新プログラムを公開!

Microsoftが2018年10月10日、10月の月例Windows UpdateとしてWindowsをはじめとしたセキュリティ更新プログラムを公開しました。Windows PCをお使いのユーザーは、なるべく早くアップデートを行いましょう。

今月のセキュリティ更新プログラムでは、Windowsのセキュリティ更新やバグ修正に関する計14件(緊急10件、重要4件)の新規セキュリティ情報を公開しています。

新規セキュリティ更新プログラムを公開すると共に、新規のセキュリティ アドバイザリ 1 件の公開、既存の脆弱性情報 1 件の更新を行いました。なお、今月の「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」では、新たに Wemaeye、Wanascan、Wannamine、Lonit に対する定義ファイルが追加されています。

なお、今月の Windows 用のセキュリティ更新プログラムで以下を含む問題が解決されています。

  • 9月の月例のセキュリティ更新プログラム適用後に確認されていた、仮想マシン上の NLB の問題や PFX 証明書の問題、また IKEv2を使った VPN 接続に関する問題の修正は、 今月のセキュリティ更新プログラムに含まれています。

今回、2018年10月10日公開のWindows Updateに該当するMicrosoftのソフトウェアは以下の通りです。

  • Internet Explorer
  • Microsoft Edge
  • Microsoft Windows
  • Microsoft Office、Microsoft Office Servers および Web Apps
  • ChakraCore
  • .NET Core
  • SQL Server Management Studio
  • Microsoft Exchange Server

セキュリティ更新プログラム・セキュリティ アドバイザリに関する主な注意点

  • Windows Server 2016 向けのセキュリティ更新プログラム 4462917 を適用後に、Windows Server 2016 KMS ホスト上での Windows Server 2019 の KMS ホストキー (CSVLK) のインストールが正しく動作しない可能性があります。詳細は 4462917 をご参照ください。
  • UAC が有効になっているサーバー上で、Exchange 向けの更新プログラムを標準モード (管理者権限ではなく) で手動でインストールした際に、いくつかのファイルが正しく更新されず、OWA や ECP が正常に動作しない可能性があります。管理者権限で更新プログラムをインストールすることをお勧めします。詳細は、サポート技術情報 4459266 をご参照ください。

既存の脆弱性情報の更新 (1件)

下記の脆弱性情報のセキュリティ更新プログラムの一部が再リリースされています。再リリースされたセキュリティ更新プログラムは既に適用済みのコンピューターにも再インストールする必要があります。詳細は、各セキュリティ脆弱性情報を参照してください。

  • CVE-2010-3190
    CVE-2010-3190 の脆弱性が Exchange Server のインストールに影響を与えるため Exchange Server 向けに情報を公開しました。Exchange Server 2016 CU11 (現時点では CU10 が最新) より前のバージョンの環境においては、MS11-025 で公開している Visual Studio の更新プログラム 2565063 を適用する必要があります。詳細は CVE-2010-3190 をご確認ください。

2018年10月のセキュリティ更新プログラム

Microsoftが新たに確認した脆弱性についての新しいセキュリティ更新プログラムとして下記の項目が公開されています。

最大深刻度「緊急」のセキュリティ更新情報

製品ファミリ:Windows 10 のすべてのバージョン (Microsoft Edge を含まない)

■最も大きな影響を受ける内容
リモートでコードが実行される
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
Windows 10 v1809: 4464330、Windows 10 v1803: 4462919、Windows 10 v1709: 4462918、Windows 10 v1703: 4462937、Windows 10 v1607: 4462917、Windows 10: 4462922

製品ファミリ:Microsoft Edge

■最も大きな影響を受ける内容
リモートでコードが実行される
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
Microsoft Edge: 446433044629194462918446293744629174462922

製品ファミリ:Windows Server 2019、Windows Server 2016、Server Core インストール (2019、2016、v1803、v1709)

■最も大きな影響を受ける内容
リモートでコードが実行される
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
Windows Server 2019: 4464330、Windows Server 2016: 4462917

製品ファミリ:Windows 8.1 および Windows Server 2012 R2

■最も大きな影響を受ける内容
リモートでコードが実行される
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
Windows 8.1 および Windows Server 2012 R2 マンスリー ロールアップ: 4462926

Windows 8.1 および Windows Server 2012 R2 セキュリティのみ: 4462941

製品ファミリ:Windows Server 2012

■最も大きな影響を受ける内容
リモートでコードが実行される
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
Windows Server 2012 マンスリー ロールアップ: 4462929

Windows Server 2012 セキュリティのみ: 4462931

製品ファミリ:Windows RT 8.1

■最も大きな影響を受ける内容
リモートでコードが実行される
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
Windows RT 8.1: 4462926

注: Windows RT 8.1 の更新プログラムは Windows Update からのみ入手できます。

製品ファミリ:Windows 7 および Windows Server 2008 R2

■最も大きな影響を受ける内容
リモートでコードが実行される
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
Windows 7 および Windows Server 2008 R2 マンスリー ロールアップ: 4462923

Windows 7 および Windows Server 2008 R2 セキュリティのみ: 4462915

製品ファミリ:Windows Server 2008

■最も大きな影響を受ける内容
リモートでコードが実行される
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
Windows Server 2008 の更新プログラムは、マンスリー ロールアップとセキュリティのみのパッケージで提供されるようになりました。

Windows Server 2008 マンスリー ロールアップ: 4463097

Windows Server 2008 セキュリティのみ: 4463104

製品ファミリ:Internet Explorer

■最も大きな影響を受ける内容
リモートでコードが実行される
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
Internet Explorer 11 マンスリー ロールアップ: 44629234462926

Internet Explorer 11 IE 累積的: 4462949

Internet Explorer 11 セキュリティ更新プログラム: 446433044629374462922446291944629184462917

製品ファミリ:ChakraCore

■最も大きな影響を受ける内容
リモートでコードが実行される
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
ChakraCore は Chakra のコア部分であり、HTML/CSS/JS で記述された Microsoft Edge と Windows アプリケーションを強化する高パフォーマンスの JavaScript エンジンです。詳細については https://github.com/Microsoft/ChakraCore/wiki を参照してください。

最大深刻度「重要」のセキュリティ更新情報

製品ファミリ:Microsoft Office 関連のソフトウェア

■最も大きな影響を受ける内容
リモートでコードが実行される
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
マンスリー セキュリティ更新プログラムのリリースの Microsoft Office に関連するサポート技術情報の記事の数は、CVE の数、および影響を受けるコンポーネントの数によって変わります。Office の更新プログラムに関連するサポート技術情報は数件です。概要をお知らせする目的から、ここでは一部のみを掲載します。資料の詳細については、「セキュリティ更新プログラム ガイド」を参照してください。

製品ファミリ:Microsoft SharePoint 関連のソフトウェア

■最も大きな影響を受ける内容
特権の昇格
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
Microsoft SharePoint 関連のソフトウェア: 446145044614474092481

製品ファミリ:Microsoft Exchange Server

■最も大きな影響を受ける内容
情報漏えい
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
Microsoft Exchange Server: 44592662565063

製品ファミリ:SQL Server Management Studio

■最も大きな影響を受ける内容
リモートでコードが実行される
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
Microsoft SQL Server の最新情報は https://docs.microsoft.com/ja-jp/sql/ で入手できます。


Source:Microsoft

The following two tabs change content below.
ガジェット好きなオヤジです。iPhoneやMac・PCを使っていて、ふとしたときに感じた疑問なんかを自分なりに解決した記事を書いていきます。また、時には楽しい動画なんかもアップしていくつもりです。どうぞよろしく!

つぶやき

Facebookのコメント

この記事へのコメント

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です