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【Windows Update】Microsoft、2023年9月のセキュリティ更新プログラムを公開!

Microsoftは2023年9月13日(日本時間)、2023年9月の月例Windows UpdateとしてWindowsをはじめとしたセキュリティ更新プログラムを公開しました。セキュリティ脆弱性などの更新が含まれているので、Windows PCをお使いのユーザーは、なるべく早くアップデートを行いましょう。

今月のセキュリティ更新プログラムでは、Windowsのセキュリティ更新やバグ修正に関する計13件(緊急6件、重要7件)の新規セキュリティ情報を公開しています。

また、新規セキュリティ更新プログラムを公開すると共に、既存の脆弱性更新情報 2 件の公開を行いました。
なお、今月の「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」では、このツールで削除できる悪意のあるソフトウェアが追加されています。詳細は、対象のマルウェアファミリ を参照してください。

Windowsユーザーはできるだけ早く、2023年9月の公開セキュリティ更新プログラムを適用することが推奨されます。

セキュリティ更新プログラム、セキュリティ アドバイザリに関する主な注意点

  • 今月のセキュリティ更新プログラムで修正した脆弱性のうち、以下の脆弱性は更新プログラムが公開されるよりも前に悪用や脆弱性の詳細が一般へ公開されていることを確認しています。お客様においては、更新プログラムの適用を早急に行ってください。脆弱性の詳細は、各 CVE のページを参照してください。
    • CVE-2023-36802 Microsoft Stream Services サービスのプロキシの特権の昇格の脆弱性
    • CVE-2023-36761 Microsoft Word の情報漏えいの脆弱性
  • 9 月の月例更新日に公開された Exchange Server の脆弱性は、2023 年 8 月の月例更新日に公開された SU をインストールすることで解決できます。2023 年 9 月に新たに公開された Exchange Server SU はありません。Microsoft Exchange の更新プログラムを展開する際のガイダンスは、Microsoft Exchange チームブログ September 2023 release of new Exchange Server CVEs (resolved by August 2023 Security Updates) も併せてご参照ください。
  • セキュリティ更新プログラムにおける既知の問題は、各セキュリティ更新プログラムのサポート技術情報を参照してください。既知の問題が確認されている各セキュリティ更新プログラムのサポート技術情報一覧は、2023 年 9 月セキュリティ更新プログラム リリースノート に掲載されています。

2023年9月のセキュリティ更新プログラムを公開した製品、コンポーネント一覧

Microsoftが2023年9月13日(日本時間)にセキュリティ更新プログラムを公開した製品およびコンポーネントの一覧が公開されています。最新の情報は、2023 年 9 月セキュリティ更新プログラム リリースノート をご確認ください。

2023年9月のセキュリティ更新プログラム一覧

Microsoftが2023年9月13日(日本時間)に公開したセキュリティ更新プログラムは次の通りです。
最新の情報は、セキュリティ更新プログラム ガイド を確認してください。

最大深刻度「緊急」のセキュリティ更新情報

製品ファミリ:Windows 11 v22H2, v21H2

■最も大きな影響
リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
v22H2 5030219
v21H2 5030217

製品ファミリ:Windows 10 v22H2, v21H2

■最も大きな影響
リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
5030211

製品ファミリ:Windows Server 2022 (Server Core installationを含む)

■最も大きな影響
リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
5030216
Security Hotpatch Update 5030325

製品ファミリ:Microsoft .NET

■最も大きな影響
リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
https://learn.microsoft.com/dotnet

製品ファミリ:Microsoft Visual Studio

■最も大きな影響
リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
https://learn.microsoft.com/visualstudio

製品ファミリ:Azure 関連のソフトウェア

■最も大きな影響
リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
https://learn.microsoft.com/azure

最大深刻度「重要」のセキュリティ更新情報

製品ファミリ:Windows Server 2019 , 2016 (Server Core installation を含む)

■最も大きな影響
リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
Windows Server 2019 5030214
Windows Server 2016 5030213

製品ファミリ:Windows Server 2012 R2, Windows Server 2012 (Server Core installation を含む)

■最も大きな影響
特権の昇格
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
Windows Server 2012 R2
Monthly Rollup 5030269
Security Only 5030287
Windows Server 2012
Monthly Rollup 5030278
Security Only 5030279

製品ファミリ:Microsoft Office

■最も大きな影響
リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
https://learn.microsoft.com/ja-jp/officeupdates/

製品ファミリ:Microsoft SharePoint

■最も大きな影響
リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
https://learn.microsoft.com/officeupdates/sharepoint-updates

製品ファミリ:Microsoft Exchange Server

■最も大きな影響
リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
https://learn.microsoft.com/exchange
September 2023 release of new Exchange Server CVEs (resolved by August 2023 Security Updates)

製品ファミリ:Microsoft Dynamics 365

■最も大きな影響
なりすまし
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
https://learn.microsoft.com/dynamics365

製品ファミリ:Microsoft Malware Protection Engine

■最も大きな影響
セキュリティ機能のバイパス
■関連するサポート技術情報またはサポートのWebページ
https://learn.microsoft.com/system-center

既存の脆弱性情報の更新

Microsoftが2023年9月13日(日本時間)に公開した、既存の脆弱性2件の更新情報は次の通りです。

  • CVE-2023-24936 .NET、.NET Framework、Visual Studio の特権の昇格の脆弱性
    セキュリティ更新プログラムのリンクを更新しました。これは情報のみの変更です。
  • CVE-2023-32051 Raw Image Extension のリモートでコードが実行される脆弱性
    謝辞を追加しました。今回の更新は情報のみの変更です。

新規のセキュリティ アドバイザリの公開

今月、新たに公開したセキュリティ アドバイザリはありませんでした。

既存のセキュリティ アドバイザリの更新

Microsoftが2023年9月13日(日本時間)に公開した、既存のセキュリティアドバイザリ1件の更新情報は次の通りです。

  • ADV990001 最新のサービス スタック更新プログラム
    新しいバージョンのサービス スタック更新プログラムが入手可能であることをお知らせするために、アドバイザリが更新されました。詳細については、FAQ を参照してください。

その他情報

  • 最新のサービス スタック更新プログラム (SSU) は、アドバイザリ ADV990001 を確認してください。
  • Microsoft Edge (Chromium-based) のセキュリティ情報は、公開のスケジュールが月例のリリースとは異なりますので、セキュリティ更新プログラム ガイド上で製品にて Microsoft Edge (Chromium-based) を選択し、確認してください。または、Edge のセキュリティ リリース情報にてご確認ください。
  • 各脆弱性情報 (CVE) のページには、緩和策、回避策、注意事項やよく寄せられる質問など、追加の情報が掲載されている場合があります。セキュリティ更新プログラムの適用の前に、併せてご確認ください。
  • 最新の情報は、セキュリティ更新プログラム ガイド を確認してください。セキュリティ更新プログラムガイドでは、セキュリティの脆弱性および更新プログラムの情報を、CVE、KB 番号、製品、またはリリース日別に並べ替えたりフィルターをかけたりすることができます。各月のセキュリティ更新プログラムを絞り込むには、日付範囲に絞り込む月の第 2 火曜日を指定して検索してください。なお、セキュリティ更新プログラム ガイド API を活用して、自社に特化したカスタム レポートを作成することができます。API の活用方法を紹介する 6 つのビデオ (API の情報 (GitHub)API へのアクセスHTML ファイルの出力Excel へのエクスポートCVE リストの取得KB リストの取得) を公開していますので、是非ご活用ください。
  • マイクロソフトでは、セキュリティ更新プログラムの新着情報及び更新情報を、お客様がタイムリーに受け取れるように、通知方法法をリニューアルしました。まだ購読されていない方、これまでのメールでの通知のみ受信している方は、この機会にどちらかの方法で、是非ご登録ください。
  • Windows Server 2012 / 2012 R2 のサポート終了について  2023 年 10 月 10 日 (米国時間)、Windows Server 2012 / 2012 R2 のサポートが終了します。これらの製品を引き続き使用すると、セキュリティ リスクにさらされる可能性があります。サポートが終了する製品をご利用のお客様は、アップグレードをご検討ください。詳細については、「Windows Server 2012 および 2012 R2 のサポート終了」を参照してください。
  • Windows OS における TLS 1.0 および 1.1 の無効化について
    TLS 1.0 および 1.1 は、2023 年 9 月以降の Windows 11 インサイダー プレビューとそれ以降にリリースされるWindows OSから、既定で無効になる予定です。TLS 1.0 および 1.1 をご利用のお客様は、TLS 1.2 以降への移行をご検討ください。詳細については、「TLS 1.0 and TLS 1.1 soon to be disabled in Windows」を参照してください。

次回、2023年10月のWindows Update、セキュリティ更新プログラムのリリースは、10月11日(日本時間)の予定となっています。また、2023年のセキュリティ更新プログラムのリリーススケジュールも公開されました。2023年の年間スケジュールについてはこちらを参照ください。

Source:Microsoft

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