Appleは毎年恒例のWWDC2016にて、iPhoneなどのiOSデバイス向けオペレーティングシステムの次期メジャーアップデート「iOS 10」を正式に発表しました。
Appleは今回のWWDC2016での「iOS 10」発表に合わせた新機能を簡単に紹介する動画も公開しています。
iOS 10の主な機能
ロック画面の刷新
ロック画面が大幅に刷新され、今までより詳細な情報を確認することが可能になっています。また、このロック画面の刷新に合わせ、通知センターもこれに合わせて変更されています。
マップの改善
UIが大幅に変更され、交差点・渋滞スポットの近くになると、自動的にズームされる機能が追加されます。
Siriをサードパーティに解放
SiriのAPIをサードパーティに解放します。これにより、サードパーティ製のアプリでSiriのAPIを利用したアプリの開発が可能となります。これは、Siriの初搭載となったiOS4以来、4年半ぶりのこととなり、iOS史上初の出来事です。
Apple Musicを大幅刷新
去年のWWDCで発表された「Apple Music」ですが、iOS 10でデザインが大幅に変更されます。また、新たにApple Musicにおける歌詞の表示にも対応しています。
iMessageに新機能追加
iOS10で、「スタンプ対応」「App Store for iMessage」「フルスクリーンエフェクト対応」「手書き文字対応」「写真撮影して、すぐに投稿する機能に対応」など、iMessageに大量の新機能が追加されます。また、iMessageのAPIがSiriと同様、開発者向けに提供されます。
新しい「iOS 10」のリリースは、開発者向けプレビューが本日より提、パブリックベータ版は7月に、一般向けは今秋にリリース予定となっています。
※追記
日本時間の9月8日午前2時(現地時間7日10時)に行われた「Apple Events – Keynote September 2016」で9月13日にリリース決定と発表しました。