Appleは本日10月25日(現地時間10月24日)、iPhone、iPad、およびiPod touchのiOSデバイス向けオペレーティングシステム「iOS 10」リリース後初となるメジャーアップデート版「iOS 10.1」をリリースしました。今回のアップデートでは、Apple Payが日本でも利用できるようになったほか、マップアプリでは主要な電車、地下鉄、フェリー、長距離バス、および東京、大阪、名古屋の地方路線バスの交通機関情報をサポート、駅構内の案内標識に基づいた乗り換え情報や経路別の料金比較ができる機能が追加されました。また、これはiPhone 7 Plus向けですが、背景をきれいにぼかし被写体にピントを合わせた写真が撮影できる“ポートレートカメラ”機能も搭載されました。
日本での新機能であるApple Payやマップの新しい機能を是非利用したいですね。でも、インストールしたが動作が安定しないので再度インストールし直したいということもあるかもしれません。
このページでは、本日10月24日にダウンロードリンクが公開されたiOS 10.1ファームウェアのダウンロードリンクを機種別に掲載します。このダウンロードリンクは、すべてAppleのオフィシャル・リンクなのでダウンロードする際も安心です。
以下に「iOS 10.1ファームウェア(IPSW)」のダウンロードリンクを機種別に掲載しておきます。必要に応じてご利用してください。
iOS 10.1ファームウェア IPSWの機種別ダウンロードリンク
iPhone
- iPhone 5 (GSM)
- iPhone 5 (Global)
- iPhone 5c (GSM)
- iPhone 5c (Global)
- iPhone 5s (GSM)
- iPhone 5s (Global)
- iPhone 6 Plus
- iPhone 6
- iPhone 6s
- iPhone 6s Plus
- iPhone SE
- iPhone 7 (Global)
- iPhone 7 Plus (Global)
- iPhone 7 (GSM)
- iPhone 7 Plus (GSM)
iPad
- iPad 4 (WiFi)
- iPad 4 (GSM)
- iPad 4 (Global)
- iPad Air (WiFi)
- iPad Air (Cellular)
- iPad Air (China)
- iPad Mini 2 (WiFi)
- iPad Mini 2 (Cellular)
- iPad Mini 2 (China)
- iPad Mini 3 (WiFi)
- iPad Mini 3 (Cellular)
- iPad Mini 3 (China)
- iPad Mini 4 (WiFi)
- iPad Mini 4 (Cellular)
- iPad Air 2 (WiFi)
- iPad Air 2 (Cellular)
- iPad Pro 9.7-inch (WiFi)
- iPad Pro 9.7-inch (Cellular)
- iPad Pro 12.9-inch (WiFi)
- iPad Pro 12.9-inch (Cellular)
iPod
iPhone 7/7Plusのファームウェアの見方
上記のファームウエアでiPhone 7および7Plusを見ると「Global」と「GSM」の2通りがあります。現状ではどちらのダウンロードリンクでも同じファイルがダウンロードされます。ただ、今後ダウンロードファイルの内容が変わることも想定されます。iPhone 7/7Plusのファームウェアをダウンロードする際には、自分のiPhoneが「Global」か「GSM」を判断する必要があります。iTunesにデバイスを接続して「概要」ページで所有するiPhoneが「Global」か「GSM」を知ることができます。
- iPhoneをMacまたはWindows PCに接続して、iTunesを立ち上げます。デバイスが表示されたら、「概要」ページを開きます。左サイドのメニュー右横に「最大容量」「電話番号」「シリアル番号」が表記されているので、その「シリアル番号」欄をどこでもいいので「alt/option」ボタンを押しながらクリックしてください。
- 「alt/option」ボタンを押しながらクリックすると、「シリアル番号」欄が「UDID」「ECID」などと切り替わります。「機種ID」が表示されたら、これが該当iPhoneのモデルということになります。
上記表示例では「iPhone 9,1」となっており、ファームウェアの機種表示「iPhone 7 (Global)」を意味します。その他のも含めたiPhone 7/7Plusの各モデルは以下の通りです。
- iPhone 9,1 → iPhone 7(Global)
- iPhone 9,2 → iPhone 7 Plus(Global)
- iPhone 9,3 → iPhone 7(GSM)
- iPhone 9,4 → iPhone 7 Plus(GSM)
iOSファームウェアは、「ipsw」や「OFW(Official FirmWare)」などとも呼ばれるiPhoneやiPadなどiOSデバイス用OSです。但し、このiOSファームウェアだけではアップグレードもダウングレードも行うことが出来ません。その際に必要になるのが、Appleが認証発行するSHSH(Signature Hash)です。Appleの認証発行が停止されると、そのバージョンへのフォーマットが出来なくなります。
Appleは現段階(10月25日現在)においてダウングレードおよびアップグレード、再インストールできるバージョンは、9月26日リリースの「iOS 10.0.2」、10月18日公開の「iOS 10.0.3」、そして今日25日に公開された「iOS 10.1」の3つということになります。ちなみに、「iOS 10.0.3」についてはiPhone 7および7 Plus向けですので、それ以前のiOSデバイスでは使用できません。また、iOS 9最後のバージョン「iOS 9.3.5」および「iOS 10.0.1」についてはすでに署名(SHSH)発行を停止しており、ダウングレードおよびアップグレード、再インストールすることはできなくなっています。
ファームウェアに含まれるECID(unique chip id)とSHSH、デバイスごとに与えられている16文字のECID以外に、許可証となるAppleが発行する「SHSH」があることでアップグレードやダウングレードを行うことができるわけです。だからと言って、現在はファームウェアとSHSHがあればいいというものではありません。A5チップ搭載機種以降のiOSデバイスでは、Appleがその時点で認証を発行していないiOS6.x以上のバージョンへの復元は出来なくなっています。