Apple、iOS 10.2 Beta 3を開発者向けにリリース

Appleは11月15日（現地時間11月14日）、「iOS 10.2 Beta 3 Build 14C5077b」をApple Developer Programユーザー向けに公開しました。iOS 10互換iPhone、iPadおよびiPod touchの各種iOSデバイスで試用することが可能です。このリリースとiOS 10.2の一般的な情報については、以下をご覧ください。

「iOS 10.2 Beta 3」は、「iOS 10.2　Beta 1」公開から2週間後、開発者とテスター向けに同時に公開された「iOS 10.2 Beta 2」からわずか7日というスピードリリースとなっています。

正式版の「iOS 10.1」では、Apple Payやポートレートカメラ（iPhone 7 Plus）機能が搭載され、「iOS 10.1.1」ではヘルスケアデータが見られない不具合に関するバグの修正およびパフォーマンスの向上のためのリリースでした。「iOS 10.2」では「iOS 10.1」で搭載された機能を含むブラッシュアップや細かな改善および変更が行われているようです。ニュースブログサイト「 Mac Rumors」が早速「iOS 10.2 Beta 3」の新機能についてのビデオを公開しているのでごらんください。

SOS
電源ボタンを複数回押すことで緊急サービスに電話できるSOS機能が削除されました。アップルのリリースノートによると、SOSは現在、インドでのみ利用可能とのことです。
メッセージ
新しい “Send With Love”スクリーン効果オプションを追加しました。
TV設定
設定アプリにTVアプリの新しいセクションを追加しています。
テレビ機能
見ているテレビ番組や映画を追跡て見ている場所を保存したり、次のエピソードを複数のデバイスに推薦する「次へ」機能をサポートしています。
動画
米国内のiOSから完全に削除され、テレビアプリに置き換えられました。iOS 10.1で導入された「ビデオ」ウィジェットも削除され、Beta 2以降に搭載された「テレビ」ウィジェットに替わりました。ただし、米国以外の国や地域では、「ビデオ」アプリは引き続き利用できます。

Apple Developerプログラムに登録されているユーザーは、Apple Developerダウンロードサイトよりアップデートが可能となっています。