Appleは1月24日(現地時間1月23日)、iPhone、iPadおよびiPod touch向けiOS 10最新バージョン「iOS 10.2.1」をリリースしました。ここでは、iOS 10.2.1ファームウェアの公開ダウンロードリンクを機種別に掲載します。このダウンロードリンクは、すべてAppleのオフィシャル・リンクなので安心してダウンロードすることができます。
iOS 10.2.1は、「iOS 10」2度目のメジャーアップデート版「iOS 10.2」の修正バージョンとして、バッテリー問題への対処が気になるところでしたが、バグ修正およびセキュリティ問題の改善といったマイナーアップデートに留まってしまいました。今月末までにはiOS 10.3最初のベータ版がリリースされるとの噂もあるので、そちらに期待でしょうか。
以下、「iOS 10.2.1ファームウェア(IPSW)」のダウンロードリンクを機種別に掲載しておきます。必要に応じてご利用してください。
iOS 10.2.1ファームウェア IPSWの機種別ダウンロードリンク
iPhone
- iPhone 5 (GSM)
- iPhone 5 (Global)
- iPhone 5c (GSM)
- iPhone 5c (Global)
- iPhone 5s (GSM)
- iPhone 5s (Global)
- iPhone 6 Plus
- iPhone 6
- iPhone 6s
- iPhone 6s Plus
- iPhone SE
- iPhone 7 (Global)
- iPhone 7 Plus (Global)
- iPhone 7 (GSM)
- iPhone 7 Plus (GSM)
iPad
- iPad 4 (WiFi)
- iPad 4 (GSM)
- iPad 4 (Global)
- iPad Air (WiFi)
- iPad Air (Cellular)
- iPad Air (China)
- iPad Mini 2 (WiFi)
- iPad Mini 2 (Cellular)
- iPad Mini 2 (China)
- iPad Mini 3 (WiFi)
- iPad Mini 3 (Cellular)
- iPad Mini 3 (China)
- iPad Mini 4 (WiFi)
- iPad Mini 4 (Cellular)
- iPad Air 2 (WiFi)
- iPad Air 2 (Cellular)
- iPad Pro 9.7-inch (WiFi)
- iPad Pro 9.7-inch (Cellular)
- iPad Pro 12.9-inch (WiFi)
- iPad Pro 12.9-inch (Cellular)
iPod
iPhone 7/7Plusのファームウェアの見方
上記のファームウエアでiPhone 7および7Plusを見ると「Global」と「GSM」の2通りがあります。現状ではどちらのダウンロードリンクでも同じファイルがダウンロードされます。ただ、今後ダウンロードファイルの内容が変わることも想定されます。iPhone 7/7Plusのファームウェアをダウンロードする際には、自分のiPhoneが「Global」か「GSM」を判断する必要があります。iTunesにデバイスを接続して「概要」ページで所有するiPhoneが「Global」か「GSM」を知ることができます。
- iPhoneをMacまたはWindows PCに接続して、iTunesを立ち上げます。デバイスが表示されたら、「概要」ページを開きます。左サイドのメニュー右横に「最大容量」「電話番号」「シリアル番号」が表記されているので、その「シリアル番号」欄をどこでもいいので「alt/option」ボタンを押しながらクリックしてください。
- 「alt/option」ボタンを押しながらクリックすると、「シリアル番号」欄が「UDID」「ECID」などと切り替わります。「機種ID」が表示されたら、これが該当iPhoneのモデルということになります。
上記表示例では「iPhone 9,1」となっており、ファームウェアの機種表示「iPhone 7 (Global)」を意味します。その他のも含めたiPhone 7/7Plusの各モデルは以下の通りです。
- iPhone 9,1 → iPhone 7(Global)
- iPhone 9,2 → iPhone 7 Plus(Global)
- iPhone 9,3 → iPhone 7(GSM)
- iPhone 9,4 → iPhone 7 Plus(GSM)
iOSファームウェアは、「ipsw」や「OFW(Official FirmWare)」などとも呼ばれるiPhoneやiPadなどiOSデバイス用OSです。但し、このiOSファームウェアだけではアップグレードもダウングレードも行うことが出来ません。その際に必要になるのが、Appleが認証発行するSHSH(Signature Hash)です。Appleの認証発行が停止されると、そのバージョンへのフォーマットが出来なくなります。
現段階(1月24日現在)においてダウングレードおよびアップグレード、再インストールできるiOSバージョンは、今回1月24日に正式リリースした「iOS 10.2.1」および12月13日公開の「iOS 10.2」のみとなっています。
なお、iOS 10.1とiOS 10.1.1については、すでに署名(SHSH)発行を停止しており、ダウングレードおよびファームウェアのアップデートが不可能になっています。
ファームウェアに含まれるECID(unique chip id)とSHSH、デバイスごとに与えられている16文字のECID以外に、許可証となるAppleが発行する「SHSH」があることでアップグレードやダウングレードを行うことができるわけです。だからと言って、現在はファームウェアとSHSHがあればいいというものではありません。A5チップ搭載機種以降のiOSデバイスでは、Appleがその時点で認証を発行していないiOS6.x以上のバージョンへの復元は出来なくなっています。
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