Appleは本日2月21日(現地時間2月20日)、iPhone、iPadおよびiPod touch向け次期アップデート版のベータ第3弾となる「iOS 10.3 Beta 3(Build:14E5249d)」をデベロッパー向けにリリースしました。
今回のリリースはiOS 10.3 beta 1リリース(1月25日)からほぼ4週間、iOS 10.3 Beta 2リリースより2週間後のリリースとなり、iOS 10.3のブラッシュアップが主のアップデート内容となっているようです。
iOS 10.3は、Appleの新しいファイルシステム「Apple File System(APFS)」やFind My AirPodsのサポート、CarPlayの改善などを含む重要なアップデートです。ベータ第3弾の今回は、それらを含めた通常のバグ修正やボトムアップの改善がメインのアップデートのようですが、iOS 10.3 Beta 3を実行しているすべてのユーザーに新しい「App互換性」セクションが用意されています。「App互換性」セクションはiOS 11に向けての32bitアプリから64bitアプリへの移行、バージョンアップをうながすもので、使用している32bitアプリがあった場合に「App互換性」セクションにその一覧を表示してくれるものです。
設定アプリから[設定]→[一般]→[情報]→[App]をタップして[App互換性]を表示することができます。一覧に表示されたアプリをタップしてバージョンアップ情報があればアップデートをうながし、そうでない場合にはそのアプリのアップデートが「App Storeにありません」情報が表示されるようになっています。
iOSの最新ベータ版iOS 10.3 Beta 3は、Appleのデベロッパープログラムに登録しているユーザーで、iPhone、iPad、またはiPod touchデバイスを持っているユーザーであればすぐにダウンロードすることができます。
すでにベータ版の設定プロファイルがiOSデバイスにインストールされている場合には、設定アプリから[一般]→[ソフトウェアアップデート]からOTA(Over The Air)でダウンロード&インストールすることができます。あるいは、iOS 10.3のIPSWファイルをAppleの開発者ポータルから直接ダウンロードし、iTunes経由でクリーンインストールすることもできます。