Appleは本日2月28日(現地時間2月27日)、iPhone、iPadおよびiPod touch向け次期アップデート版のベータ第3弾となる「iOS 10.3 Beta 4(Build:14E5260b)」をデベロッパー向けにリリースしました。
今回のリリースはiOS 10.3最初のBeta版(1月25日)から1ヶ月あまり、Beta 2(2月7日)より2週間後、そして3回目のBeta 3(2月21日)より1週間後のリリースとなり、前回に続いてiOS 10.3のブラッシュアップが主のアップデート内容となっているようです。そして、これがリリースされる4番目のベータ版であることを考えると、AppleがiOS 10.3の正式版を公開する日はそう遠い将来でないことが伺えます。
iOS 10.3は、Appleの新しいファイルシステム「Apple File System(APFS)」やFind My AirPodsのサポート、CarPlayの改善、そしてiOS 11が64ビットのみであることを示唆する新しい32ビットアラートなどを含む重要なアップデートです。
Appleはまた、開発者がiOS 10.3でアプリレビューに返信する方法を紹介し、新しいシステム全体のアプリレビューリクエスト機能が追加される予定です。このための「App互換性」セクションも用意されています。iOS 10.3にはiCloud Analyticsも初めて含まれています。
「App互換性」を確認するには、設定アプリから[設定]→[一般]→[情報]→[App]をタップして[App互換性]を表示することができます。一覧に表示されたアプリをタップしてバージョンアップ情報があればアップデートをうながし、そうでない場合にはそのアプリのアップデートが「App Storeにありません」情報が表示されるようになっています。
iOSの最新ベータ版iOS 10.3 Beta 4は、Appleのデベロッパープログラムに登録しているユーザーで、iPhone、iPad、またはiPod touchデバイスを持っているユーザーであればすぐにダウンロードすることができます。
すでにベータ版の設定プロファイルがiOSデバイスにインストールされている場合には、設定アプリから[一般]→[ソフトウェアアップデート]からOTA(Over The Air)でダウンロード&インストールすることができます。あるいは、iOS 10.3のIPSWファイルをAppleの開発者ポータルから直接ダウンロードし、iTunes経由でクリーンインストールすることもできます。