Appleは本日3月14日(現地時間3月13日)、iPhone、iPadおよびiPod touch向け次期アップデート版のベータ第3弾となる「iOS 10.3 Beta 6(Build:14E5273a)」をデベロッパー向けにリリースしました。また、「macOS 10.12.4 beta 6」も同時にリリースされています。
iOS 10.3は最初のBeta版を1月25日に、Beta 2を2月7日に、そして第3弾Beta 3は2月21日に、Beta 4は2月28日に、そして前回リリースのBeta 5を先週3月9日にそれぞれリリースしています。ベータ版リリース第6弾となる今回、iOS 10.3のブラッシュアップが主な内容となっているようです。そして、これがリリースされる6番目のベータ版であり、iOS 10.3の正式版が公開されるまで秒読みの状態となっています。
iOS 10.3は、Appleの新しいファイルシステム「Apple File System(APFS)」やFind My AirPodsのサポート、CarPlayの改善、そしてiOS 11が64ビットのみであることを示唆する新しい32ビットアラートなどを含む重要なアップデートです。
Appleはまた、開発者がiOS 10.3でアプリレビューに返信する方法を紹介し、新しいシステム全体のアプリレビューリクエスト機能が追加される予定です。このための「App互換性」セクションも用意されています。iOS 10.3にはiCloud Analyticsも初めて含まれています。
「App互換性」を確認するには、設定アプリから[設定]→[一般]→[情報]→[App]をタップして[App互換性]を表示することができます。一覧に表示されたアプリをタップしてバージョンアップ情報があればアップデートをうながし、そうでない場合にはそのアプリのアップデートが「App Storeにありません」情報が表示されるようになっています。
iOSの最新ベータ版iOS 10.3 Beta 6は、Appleのデベロッパープログラムに登録しているユーザーで、iPhone、iPad、またはiPod touchデバイスを持っているユーザーであればすぐにダウンロードすることができます。
すでにベータ版の設定プロファイルがiOSデバイスにインストールされている場合には、設定アプリから[一般]→[ソフトウェアアップデート]からOTA(Over The Air)でダウンロード&インストールすることができます。あるいは、iOS 10.3のIPSWファイルをAppleの開発者ポータルから直接ダウンロードし、iTunes経由でクリーンインストールすることもできます。