「Flappy Bird」は、公開されるや大人気となった横スクロール型アクションゲームです。画面をタップして小鳥を羽ばたかせて障害物を避けながら進んでいく単純なゲームですが、その難度のためにApp Storeから消えてしまったゲームです（ご存知ですよね）。
AppleのApp Storeから消えたあの名作ゲーム「Flappy Bird」を楽しみたい場合には、以下の手順に従ってください。
今回紹介するインストール方法は、「FlappyBird」のIPAファイルを取得して、MacなどのパソコンからiOS 10を搭載するiPhoneにサイドロードでインストールするものです。MacまたはWindows PCにCydia impactorをインストールした環境が必須です。また、サイドロードに際しては、「Apple Developer Program」アカウントが必要になります。
「FlappyBird」をiPhoneにサイドロード、インストール
インストール前の準備
MacやWindows PCを使ってiPhoneにアプリをサイドロードするには、インストール可能なアプリのIPAファイルを用意するなどの前準備が必要です。ここではダウンロードしたFlappyBirdのIPAファイルをCydia Impactorを使ってパソコンからiPhoneにサイドロードする方法を紹介します。
↓ Xcodeで行う場合にはこちらを参照！
1.Apple Developerアカウント
このCydiaImpactorを使ったアプリのインストールには、「Apple Developer Program」アカウントが必要になります。デベロッパーアカウントをまだお持ちでない場合には、サイトにアクセスして登録を行ってください。現在お持ちのApple IDで簡単に無料のアカウントを作成することができます。
2.「FlappyBird」IPAファイルを手にいれる
「FlappyBird」IPAファイルは、お使いのMacまたはWindows PCにこちらからダウンロードすることができます（プライベートサイトなので自己責任で！）。
3.「Cydia Impactor」をダウンロード＆インストール
次に、Cydia Impactorがお使いのパソコンにインストールされていない場合には、こちらの手順を参考にしてダウンロード＆インストールしてください。
4.iPhoneをコンピュータにUSB接続
サイドロード先であるiPhoneなどのiOSデバイスをお使いのMacやWindows PCなどのパソコンにUSBケーブル接続します。
Cydia Impactorを使ってiPhoneにサイドロードする
上記の前準備が完了したら、「FlappyBird」をお使いのMacやWindows PC上でCydia Impactorを使ってiPhoneなどのiOS 10デバイスにサイドロード、インストールします。こちらの記事を参考に行うことができます。
処理中にエラー「./plist.hpp:201」が表示される場合があるようです。このエラーは以前表示されていた「./plist.hpp:92エラーと同様でアプリのインストールには影響しないので無視して大丈夫です。［OK］ボタンをクリックして先に進みましょう
Cydia Impactorでのサイドロードが正常に完了すると、以下のようにiPhoneのホーム画面に「FlappyBird」アイコンが表示されているはずです。
iPhoneのホーム画面の「FlappyBird」アイコンをタップして起動してみましょう。
ここで「信頼されていない開発元」画面が表示されて先に進めない場合には、iOSのシステムに「このアプリの開発元を信頼」する必要があります。
FlappyBirdの開発元を「信頼」する方法
iPhoneにサイドロードされたアプリを起動した際に「信頼されていない開発元」メッセージが表示された場合の対処法です。この開発元とは、サイドロードの際に使用したApple Developerアカウントということになります。
- iPhoneの設定アプリを起動して［設定］→［一般］へと進み、［一般］画面をスクロールし、［デバイス管理］を探してタップします。
- 次に、「デバイス管理」画面では「デベロッパApp」セクションにあるサイドロード元（Apple Developerアカウント名が表示されます）をタップします。
- サイドロード元の「信頼」設定画面が表示されるので水色の「“（デベロッパー名）”を信頼」ボタンをタップします。
- すると、確認のポップアップ画面が表示されます。ここでもう一度「信頼」します。
- これで「MovieBox」アプリの“信頼”設定は完了です。このアプリを削除する場合には、画面の赤文字「Appを削除」でいつでも行うことができます。
以上で、Cydia Impactorを使った「FlappyBird」のサイドロードによるインストールプロセスは完了です。再度、iPhoneのホーム画面に戻って「FlappyBird」アプリを起動して見ましょう。
ここで「“FlappyBird”はアップデートの必要があります」の警告画面が表示されます。このAppはiOS 11にデバイスをアップデートした場合に動作しなくなるという警告です。iOS 10で遊ぶには支障はないので［OK］ボタンをタップして先に進みましょう。
はい、これで思う存分に「FlappyBird」をお楽しみください！
なお、今回のサイドロード手順はiOSバージョン「iOS 10.3.3」搭載のiPhone 6sデバイスで行なっています。
取得しているApple DeveloperアカウントによってAppleの証明書の期限があり、無料アカウントの場合には7日ごとに上記プロセスを再度実行する必要があることに注意しましょう。
