【YouTubeランキング】タモリ倶楽部でも特集された［接岸］動画

船の操縦で最も難しいとされる「接岸」。港に接岸する船を暇さえあれば撮りに行く「接岸マニア」がいるということで、タモリ倶楽部「波打つ！第１回接岸大賞」として紹介されたことがあります（2015年3月28日放送）。実際、YouTubeにはどんな接岸動画が投稿されているのか、視聴回数順ランキングを紹介します。接岸のどこが面白いの？　という人は、まず、「タモリ倶楽部　波打つ！　第１回接岸大賞」を見てください。水深の浅いサンゴ礁を回避した神業接岸、島に物資と観光客を運ぶため大シケの港に決死の接岸など、見たらその面白さとすごさがわかります。

ただ、実際、接岸×視聴回数順で検索してみると、タモリ倶楽部にも接岸マニアとして出演していた田中さん（YouTubeのチャンネルzakianatei）の投稿が上位10の内7つも！（2017年11月18日現在）　他の人の動画も見てみたいということで、船と日付が同じものはまとめてベスト10まで紹介します。

YouTube接岸動画Top10

1位 36.6万回：かめりあ丸台風のうねりの中技ありの接岸

台風６号のうねりで大荒れの三宅島三池港に接岸するかめりあ丸。田中さん（zakianatei）が2011年7月17 日に投稿した動画です。かめりあ丸は、2014年まで三宅島、八丈島など伊豆七島の航路に就航していた東海汽船の貨客船です。この接岸直後を撮影した「接岸したはいいけど波被ってんじよｗ」も視聴回数8.1万回を超えています。

2位 23.6万回：かめりあ丸　気合の接岸【ダイジェストver.】

タモリ倶楽部「第1回接岸大賞」を受賞した動画のダイジェスト版。これも1位の動画と同じく田中さん（zakianatei）が撮影したかめりあ丸の三宅島三池港への接岸です。撮影は2012年5月4日。空は晴れていますが、前日欠航で、この日も海は大荒れ。かめりあ丸は東京からの往路で三宅島に接岸できず八丈島へ。八丈島からの復路で三宅島に接岸できないと、東京からの乗客はそのまま東京に戻ることになります。船長は接岸を決断。接岸の様子に思わず「ウォーッ！」と声が出てしまいます。ノーカット版もあり、ダイジェスト版、ノーカット版合わせると視聴回数は43万回を超えています。

3位 19万回：接岸断念　かめりあ丸 201005

3位も田中さん（zakianatei）の撮影のかめりあ丸。2010年5月24 日公開。この日も三宅島三池港へは条件付き就航（とりあえず出航するけど、波が高かったら三宅島には寄らないでそのまま帰ってくるよ）でしたが港内のうねりが強く、接岸を断念。かめりあ丸は八丈島へ向かったのでした。

4位 8.3万回：タモリ倶楽部 2015年3月27日船長なら必ず征服したいはず!! 波打つ！第1回接岸大賞

2015年3月28日に放送されたタモリ倶楽部「波打つ！　第１回接岸大賞」。撮り鉄の船版「接岸マニア」を特集。ロケ地は東京海洋大学越中島キャンパス（東京都江東区）。解説は、船長経験もある東京海洋大学の大津名誉教授。接岸マニアとして登場するのは、この「接岸」ランキングで上位を独占する三宅島在住の田中さんと、放送時点、2年半で1300本の接岸動画を撮ったという大阪在住の田村さん。番組を見ていると、接岸動画を面白く見せる編集力と構成力はさすがだなと思います。

5位 7.5万回：さるびあ丸　横揺れしながらの接岸作業 201010

5位も田中さん（zakianatei）の撮影。2010年1月21日に公開されたさるびあ丸の三宅島三池港への着岸。ちなみに、さるびあ丸もかめりあ丸と同じ東海汽船の貨客船。さるびあ丸は1973年に伊豆七島の航路に就航しているが、このさるびあ丸は1992年に就航した2代目。

6位 4.9万回：沖縄でタグボートが神業の接岸を見せる！

6位はboardnews.jpさんの沖縄県糸満港で台船（？）を接岸させるタグボートとユンボとのコラボ。海運会社のホームページをみると、台船（デッキバージ）のほかに、艀（はしけ）、土運船（ボックスバージ）とあるらしいが、違いがよくわからない。

7位 4.9万回：内航貨物船大峰山丸の南大東島接岸

7位は、内航貨物船・大峰山丸の大吟醸船長が撮影した南大東島西港への接岸動画。2015年4月18日公開。内航貨物船というのは国内貨物の運送船のこと。撮影当日は年に1度あるかないかのベタ凪の日だったとか。

8位 3.8万回：さるびあ丸うねりの中の接岸～タラップ取り付け 201001

8位も田中さん（zakianatei）の撮影のさるびあ丸の三宅島・三池港への接岸。2010年1月２６日公開。強いうねりが残る中の接岸からタラップ取り付け作業が行われる。

9位 3.8万回：トヨタマリン　新艇ポーナム31の発進～接岸 PONAM-31　パワーボートでグルメツアー

9位はガラリと変わって、日本ボート・オブ・ザ・イヤー2014を受賞したトヨタマリンのポーナム31の発信から接岸までの乗船動画。画面下には速度と航跡データが表示されています。動画の撮影は2014年ですが、近頃のGPS機能付のカメラってすごい。

10位 4.9万回：潜水艦の接岸

最後は、潜水艦の接岸。2014年8月に公開されたものです。神戸市にある阪神基地隊に入港する海上自衛隊の潜水艦ですが、56秒過ぎ、潜水艦の垂直尾翼付近を飛び越すボラが写ってます。

以上は、あくまでYouTubeの検索窓に「接岸」というワード入れて出てきたものを「視聴回数順」に並べ替えた結果です。YouTubeの検索はあまり融通がきかなくて、例えば「着岸」と言うワードでは、まるで検索結果が違います。海外にもいろいろありそう。というわけで、最後に海外の接岸動画で面白いと思ったものを一つ。