0 / 140

Apple、iOS 11.2.2修正バージョンをリリース。CPUのSpectreセキュリティ脆弱性に対応

Appleは1月9日(現地時間1月8日)、iPhone、iPadおよびiPod touch向けiOS 11.2としては2度目となる修正バージョン「iOS 11.2.2」をリリースしました。互換性のあるiPhone、iPad、およびiPod touchを搭載したiOSデバイス ユーザーは、改善、機能追加、または安定性を強化したこの最新のファームウェアをダウンロード&インストールできるようになりました。

今回の修正バージョンのリリースは、12月3日にリリースされた「iOS 11.2」、auユーザーのアクティベーションできない問題や“ホーム” Appのリモートアクセス問題に対応した修正バージョン「iOS 11.2.1」のリリース(12月14日)からほぼ1ヶ月たっての修正版リリースとなります。

今回の修正内容は、AppleがCPUのSpectreセキュリティ脆弱性に対応したバージョンとなっています。これは、GoogleのProject Zeroチームなどが公開したIntelやARMなど投機的実行機能を持つCPUに対するサイドチャネル攻撃によりユーザー情報などが窃取される可能性がある「Meltdown(CVE-2017-5754)」および「Spectre(CVE-2017-5753, CVE-2017-5715)」脆弱性などを修正したものとなっています。

Appleサポートによると以下のようの発表されています。

Available for: iPhone 5s and later, iPad Air and later, and iPod touch 6th generation

Description: iOS 11.2.2 includes security improvements to Safari and WebKit to mitigate the effects of Spectre (CVE-2017-5753 and CVE-2017-5715).

We would like to acknowledge Jann Horn of Google Project Zero; and Paul Kocher in collaboration with Daniel Genkin of University of Pennsylvania and University of Maryland, Daniel Gruss of Graz University of Technology, Werner Haas of Cyberus Technology, Mike Hamburg of Rambus (Cryptography Research Division), Moritz Lipp of Graz University of Technology, Stefan Mangard of Graz University of Technology, Thomas Prescher of Cyberus Technology, Michael Schwarz of Graz University of Technology, and Yuval Yarom of University of Adelaide and Data61 for their assistance.

iOS 11.2.2リリースノート

iOS 11.2.2にはセキュリティアップデートが含まれ、すべてのユーザに推奨されます。

このアップデートのセキュリティコンテンツについては、次のWebサイトをご覧ください:https://support.apple.com/ja-jp/HT201222

なお、iOS 11に対応するデバイスは、64bitデバイスのみとなっており、32bitデバイスである「iPhone 5」「iPhone 5c」および「iPad (第4世代)」は対象外となっています。

iOSデバイスでアップデートを行う場合には、[設定]アプリを立ち上げ、[設定]→[一般]→[ソフトウェアアップデート]より行うことが出来ます。

The following two tabs change content below.
ガジェット好きなオヤジです。iPhoneやMac・PCを使っていて、ふとしたときに感じた疑問なんかを自分なりに解決した記事を書いていきます。また、時には楽しい動画なんかもアップしていくつもりです。どうぞよろしく!

つぶやき

Facebookのコメント

この記事へのコメント

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です