Mozilla、Firefox 61.0.1デスクトップ向け最新バージョンをリリース。Firefox 60からのアップグレードによるブックマーク消失問題やTwitchビデオストリーム再生時の問題など修正。

Mozillaは2018年7月6日（現地時間7月5日）、Windows、Mac、Linuxなどデスクトップ向けのWebブラウザFirefoxのメジャーアップデート版として先日6月27日にリリースした「Firefox 61.0」初の修正バージョン「Firefox 61.0.1」をリリースされました。

6月27日にリリースした「Firefox 61.0」では、WindowsとLinuxでのタブ間の切り替えの高速化、MacOS上でのWebExtensionsによる独自のプロセスを実行することにより、より速くページをレンダリングできるようにパフォーマンスが向上しています。また、OpenSearchプラグインを提供するWebページ上のページアクションメニューから検索バーを使用して検索バーを検索することができます。

今回の「Firefox 61.0.1」では、Firefox 60からのアップグレードにより、まれにブックマークの消失問題が発生していましたが、これを修正しています。また、Amazon.com が提供するライブストリーミング配信プラットフォーム「Twitch（ツイッチ）」での解像度1080pでのビデオストリームの再生問題を改善しています。その他にも、ブラウザのポップアップウィンドウが開いたときにWebページのフォーカスが失われてしまう問題など、いくつかの不具合やバグの修正が行われています。

Firefox 61.0.1デスクトップ版リリースノート

修正

中国語のユーザーでアクセシビリティ機能を有効にしていると、ウェブサイトの読み込みに失敗することがある問題を修正 (Bug 1471824)
設定ページのホームセクションと新しいタブページのコンテンツが失われることがある問題を修正(Bug 1471375)
特定の稀な環境で、Firefox 60 から更新した時にブックマークが失われる問題を修正 (Bug 1472127)
Twitch の 1080p ビデオストリームの再生の改善 (Bug 1469257)
ポップアップウインドウが開かれたときにウェブページがフォーカスを失う問題を修正 (Bug 1471415)
Windows: 拡張子のないダウンロードファイルの関連付けに関する問題を修正 (Bug 1465458)
http ページからリンクされている場合、FTP サイトからのファイルを「名前を付けて保存」できるようになった (Bug 1470295)
特定の環境で、アドオンが既定のホームページを上書きできない問題を修正 (Bug 1466846)

今回のデスクトップ版「Firefox 61.0.1」リリースは、Windows、Mac、およびLinuxなどのデスクトップ向け修正バージョンとなっており、Firefox for AndroidやFirefox ESR向けバージョンはリリースされていない模様です。なお、今回のアップデートはバグの修正が主で、セキュリティ脆弱性に対する対応は含まれていない模様です。

Firefox 61.0.1のアップデートは、すでにFirefoxがインストールされている場合には、Mac版であればメニュー［Firefox］→［Firefoxについて］から、Windows PCであれば［ヘルプ］→［Firefoxについて］からいつでもアップデートすることができます。