Appleは、この秋に正式リリースを予定している最新のオペレーティングシステム「iOS 12」の開発に急ピッチで取り組んでいます。「iOS 12」は現在ベータ版で、開発者向けには「iOS 12 Beta 2」が、一般ユーザー向けにも先週最初のパブリックベータ版「iOS 12 Public beta 1」がリリース、公開されました。現在、多くのiOSユーザーが最新のOSを体験しています。
ただ、この最新のOS「iOS 12」は開発初期の段階にあります。自分のiPhoneにこの開発初期のオペレーティングシステムをインストールして、最新の機能をテストしているユーザーはそのことに気づき始めているかもしれません。
iOS 12ベータ版をインストールしたユーザーの中には、定期的なGPSの位置情報サービスに関する問題としてサードパーティ製のアプリでマッピングやナビゲーションに問題が生じているという報告も出始めているようです。
この問題は、まだ公式公開までは数ヶ月ある開発途上のオペレーティングシステムであることに起因していると言えます。今後改善されていくでしょう。
このため、現時点では最新のOSを試すということは、少なからずリスクと向き合うということで、ユーザビリティとパフォーマンスに影響を及ぼす各種の問題や悩みを実際に経験することを許容しなければなりません。極端にいうならば、Appleのベータ版公開の目的はユーザーが問題点やバグを見つけて報告することにあると言えます。
時には、ある特定のバグによって、より多くのバグを誘発するということもあるでしょう。そして、ユーザーはその問題を体験し、ある時には自ら実際に問題を取り除く必要があります。まさに、現在8s制していることが報告されているGPSによる位置情報がこれに該当するようです。この問題に遭遇した場合には、以下のステップを試して確認してみてください。
iOS 12でのGPSによる位置情報サービスの問題を修正する方法
- まず、iOS 12で稼働するiOSデバイスの設定アプリを立ち上げましょう。
- 次に、［設定］→［一般］→［リセット］のページを開きます。そして、メニュー一覧から［ネットワーク設定をリセット］をタップします。
- ここでパスコードの入力が求められたら、デバイスに紐づけられているパスコードを入力して続行します。
［ネットワーク設定をリセット］は、デバイスに格納されているネットワークに関連するものをすべてリセットします。ただ、デバイスとそのデータの完全な削除とリストアは行はないので安心してください。
iOS 12をインストールしていて、GPSの不具合に悩まされている場合には、これで解決する場合にはかなり簡単に実行できる解決策ではあります。試して損はないでしょう。
症状がこれを行なって改善しない場合には、現在「iOS 12 Beta 2」あるいは「iOS 12 Public beta 1」のどちらかをテストしていると思われますが、次のバージョンのリリースを待たなければなりません。そして、最悪の場合には正式にリリースされている最新版「iOS 11.4」へのダウングレードを一時的に考えなければならないかもしれません。
こちらを参照！
今回紹介する解決方法は対処療法かもしれません。問題を解決してくれるかどうかは、ユーザー個々のデバイスの相性もあるかもしれません。そして、iOS 12がまだ開発段階であることを考慮する必要もあります。GPSによる位置情報サービス問題がそれほど気にならないということであれば、目をつぶって次のベータ版で問題が解決するのを待つというのも手ではあります。
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