Appleは、次期オペレーティングシステム「iOS 12」の最初のベータ版をWWDC（世界国際会議）開催当日の6月5日に、そして6月20日には開発者向けに第2弾「iOS 12 Beta 2」をリリースしました。また、一般ユーザー向けにも、iOS 12最初のパブリック ベータ版「iOS 12 Public beta 1」が6月26日に公開されました。
「Apple Developer Plogram」に登録している開発者、または一般ユーザーであれば「Apple Beta Software Program」にエントリーすることで、最新の「iOS 12」をダウンロード＆インストールして体験することができます。
ただし、この最新OS「iOS 12」の正式リリース予定は今年の9月のどこかで、ということが予想され、まだまだ先の話です。そして、上記でも触れたように、現在「iOS 12」の開発段階はまだまだ初期の段階と言えます。初期の段階では、どのような障害や不具合、バグが発生するか予期できません。そして、そのテストをユーザーにしてもらうのがAppleが「iOS 12」ベータ版を公開している理由でもあります。
ベータ版は公開の回を重ねるごとに、完成度は当然高まっていきます。Appleは開発の最終段階において、7日間ごとに新しいベータ版をリリースして行くことでしょう。ただ、今の段階は初期の開発スケジュールに則って、より安全に、そして慎重に開発を進めているところです。
次の開発者向けのベータ版「iOS 12 Beta 3」は、前回バージョン「iOS 12 Beta 2」リリースからちょうど２週間を経た明日7月3日（現地時間7月2日）でのリリースという可能性が高いです。もし、そうであれば明日には多くのユーザーが修正されたベータ版を手にすることになります。
ただ、気になるのはパブリックベータ版が公開された日付です。iOS 12発のパブリックベータ版は先週6月26日に公開されたばかりです。「iOS 12 Beta 3」が明日であるとすれば、今週のどこかで「iOS 12 Public Beta 2」がリリースされることが想定されます。スケジュール的に考えてちょっとタイトですね。
明日の開発者向けの「iOS 12 Beta 3」のリリースがないとすれば、来週7月10日の線が浮上します。これであれば、Appleのエンジニアにとっては現在出ている「GPSによる位置情報サービスの問題」やそのほかのバグを修正する時間も手にすることができるかもしれ得ません。
どう思いますか？
