すでに多くのユーザーが知っているわけですが、Appleが本日7月4日、iPhone、iPadおよびiPod touch向け最新オペレーティングシステムiOS 12の3度目となるベータ版「iOS 12 Beta 3」を開発者向けにリリースしました。今回のベータ版では新しい機能や大きな変更は見られませんが、以前のバージョンで発生していた不具合やバグの修正が図られているようです。
以前に触れた通り、そのひとつは「GPSによる位置情報サービス」に関わる問題で、もうひとつはWi-Fi接続における5GHz帯での接続不良問題です。
ひとつ目のGPSによる位置情報サービス問題は、GPS機能がほとんど使用できなくなるという問題で、開発者向けの「iOS 12 Beta 2」や一般ユーザー向けの「iOS 12 Public beta 1」で多くのユーザーが体験していた模様です。この症状は、普段使用している際には何の問題もなくiPhoneを使用できるものの、「Google Maps」やAppleの「マップ」アプリをナビとして使用する際に起こっていたバグです。
もうひとつのWi-Fi接続における5GHz帯での接続不良問題は、ユーザーの中でも少数でのみ発生した問題のようですが、「iOS 12 Beta 2」やそれ以前のベータ版を使用していて、Wi-Fiで5GHz帯のネットワークに接続しようとすると、思ったパフォーマンスが得られないなど信頼性の低いWi-Fi接続環境に陥るというものです。
今日リリースされた「iOS 12 beta 3」では、どちらの問題も解決、あるいは問題として取り上げられていないようです。「Google Maps」、Appleの「マップ」アプリは期待どうりの動作が確認されていますが、Wi-Fiの5GHz帯接続問題についてはもう少し様子を見る必要があるかもしれません。
iOS 12ベータ版も今回で3回目のリリースとなり、だいぶ安定してきたように思われます。少なくとも、本日ダウンロード&インストールした「iOS 12 beta 3」は何の不満もなく動作しているように思われます。今のところは、…。あなたはどうですか?もし、不都合があるようであればおしらせください。