Mozillaは11月18日、Windows、Mac、Linux向けメールクライアント「Thunderbird」の最新バージョン「Thunderbird 45.5.0」をリリースしました。
今回の「Thunderbird 45.5.0」アップデートでは、不具合や機能変更がメインで、セキュリティの脆弱性なのについての対処は報告されていません。機能変更としては、先ごろ公開されたTwitterでの文字制限の変更のサポートしました。また、メールの宛先入力の際の仕様が「Thunderbird 24」の動作に復元され、ポップアップ表示された値を矢印キーで入力フィールドにコピーするようになりました。これは、ポップアップ表示から宛先を矢印キーで変更・入力しても入力フィールドに変更値が反映されず、この状態で[Enter]キーや[Tab]キーで移動してしまうと誤ったアドレスにメールを送信してしまう可能性があるという誤動作を修正したものです。
その他、誤った引用レベル表示やメールアドレスの表示が正しく表示されない、日付フィールドでメッセージをソートした際の降順ソートなどを修正しています。
Thunderbird 45.5.0の変更点
変更
- IMPORTANT: Changed recipient address entry: Arrow-keys now copy the pop-up value to the input field. Mouse-hovered pop-up value can no longer be confirmed with tab or enter key. This restores the behavior of Thunderbird 24.
- Support changes to character limit in Twitter
修正
- Reply with selected text containing quote resulted in wrong quoting level indication
- Mail address display at header pane displayed incorrectly if the address contains UTF-8 according to RFC 6532
- Attempting to sort messages on the Date field whilst a quick filter is applied got stuck on sort descending
- Email invitation might not be displayed when description contains non-ASCII characters
Windows、Mac、Linux向けメールクライアント「Thunderbird」の最新バージョンは、既存のすべてのユーザーは自動的にアップグレードすることが出来ます。
また、MozillaのThunderbirdダウンロード ページからダウンロードすることができます。