Mozillaは2017年10月9日、Windows、Mac、Linuxなどデスクトップ向けの最新修正バージョン「Firefox 56.0.1」をリリースしました。
今回のデスクトップ向け修正版は、8月9日にメジャーアップデートした「Firefox 56.0」のはじめての修正バージョンとして、64bit版Windows 7環境下でクラッシュする問題を修正し、AVX対応が不完全なWindows 7システム上で、Intelドライバー使用時に D3D11をブロックするようにしています。また、64 ビット版Windows上で32 ビット版Firefoxを使用している場合、安定性やセキュリティの高い64 ビット版Firefoxへ自動的に移行され流ように変更されています。
Firefox 56.0.1 デスクトップ版リリースノート
修正点
- AVX 対応が不完全な Windows 7 システム上で、Intel ドライバー使用時に D3D11 をブロックするようにしました。(Bug 1403353)
変更点
- 64 ビット版 Windows 上で 32 ビット版 Firefox を使用している場合、安定性やセキュリティの高い 64 ビット版 Firefox へ自動的に移行されます。
未解決
- リモートデスクトップ接続 (RDP) 上で Windows 版 Firefox を実行しているユーザーは、強化されたセキュリティ制限の影響で音声の再生が無効化されていることに気が付くかもしれません。今後のバージョンで修正されるまで この問題を緩和する方法を Firefox ヘルプ で紹介しています。
- RelevantKnowledge アドウェアがインストールされていた場合、起動時にクラッシュします。Firefox ヘルプに役立つ 削除方法 が載っています。
- Lenovo IdeaPad ラップトップ上で「OneKey Theater」ソフトウェアがインストールされていた場合、Windows 7 上の 64 ビット版 Firefox が起動時にクラッシュします。解決するには 32 ビット版 Firefox を再インストール してください。
- macOS High Sierra におけるバグにより、全画面表示モードで一部問題が発生しています。
Mozillaは、6〜8週間隔で新しいFirefoxのバージョンをリリースしています。Windows、Mac、Linuxなどのデスクトップ向け次期メジャー・アップデート版「Firefox 57」は名称を「Firefox Quantum」に変更し、2017年11月14日(火)のリリース予定となっています。