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Mozilla、Thunderbird 52.5.0修正版リリース。

Mozillaは、Windows PC、MacおよびLinux向けメールクライアントThunderbirdの修正バージョン「Thunderbird 52.5.0」をリリースしました。

今回のアップデートでは、アメリカのケーブルTV・携帯電話サービス会社であるCharter(Spectrum)のIMAPサービスに対するサポートを強化しました。これにより、同社のIMAPサービスを検出し、追加のIMAP selectコマンドをサーバーに送信します。

また、メッセージをクリックすると別のメッセージが読み込まれることがあった複数のベースフォルダにまたがる検索フォルダの不具合をはじめ、接続の問題が発生した場合に正しいサーバー名が表示されるようにIMAPアラートを修正、設定されたPOPサーバーが見つからない場合の接続に関するPOP警告の問題も修正されているようです。

Thunderbird 52.5.0のリリースノート

新機能

  • Charter/Spectrum IMAP のサポート改善: Charter の IMAP サービスを検出し、IMAP の select コマンドをサーバーに追加で送出するようになった。”force_select” で終わる設定を確認することで、この自動検出が機能しているか確認できる。

修正

  • 複数のベースフォルダーからなる検索フォルダーにおいて、違うメッセージが既読としてマークされてしまう問題を修正
  • IMAP アラートが修正され、ネットワーク接続に問題があるときに正しいサーバー名が表示されるようになった
  • POP アラートが修正され、POP サーバーが見つからないときにネットワーク接続の問題が表示されるようになった
  • FixedVarious security fixes

なお、上記修正点でセキュリティの脆弱性へのリンクがありますが、現在のところ(11月24日12:00現在)リンク先に行ってもセキュリティアドバイザリのページが更新されていません。時間経過とともに明らかになるものと思われます。

Thunderbird 52.5.0はWindows PC、Mac、およびLinux版が公開されており、Mozillaの「Thunderbirdダウンロード」サイトよりダウンロード可能となっている。既存のThunderbird 5以降を使用しているユーザであれば自動アップデート経由で通知されます。通知が待てない場合には、ヘルプメニューの「Thunderbird について」より手動でアップデートすることも可能となっています。

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