iPhone Xは米TIME誌の「2017年最高の発明25選」に選ばれるなど、その先進性が目を引きます。ただ、旧来の他のiPhoneと同じようにいくつかの問題を抱えていることも確かです。そのひとつが、今秋、同様に発売されたiPhone 8/8 Plusとともに抱えるBluetooth接続問題です。
Bluetoothとの接続が切断されるなど、iPhone XおよびiPhone 8やiPhone 8 Plusの一部ユーザーでBluetooth接続問題の報告されています。
まずは、使用しているiPhone XやiPhone 8/8 PlusでBluetoothの設定がオンになっていることを確認の上、MacやWindows PCなどでデバイスがうまく接続するか確認しましょう。
そして、もしBluetooth接続に問題があることが判明した場合には、以下で紹介するBluetooth接続問題を解決する可能性のあるいくつかの方法を試してみてください。
iPhone XやiPhone 8/8 PlusのBluetooth問題を解決する方法
1.最新のiOSソフトウェアをインストール
まずは、使用しているiPhone X、iPhone 8およびiPhone 8 Plusに最新のiOSソフトウェアがインストールされているか確認しましょう。もし、ソフトウェア・アップデートが最新でない場合には、それを行います。
ソフトウェア・アップデートの情報が最新であるかを確認するには、設定アプリを開いて、[設定]→[一般]→[ソフトウェア・アップデート]に進むことで行うことができます。そして、そこに最新のiOSソフトウェアアップデートがある場合には、速やかに最新にアップデートしてください。
最新のソフトウェアアップデートにアップグレードすることによって、このBluetooth接続問題が解決される場合があります。
2.Bluetoothとハードリセットをオフにする
iOSファームウェアが最新であることを確認している場合には、Bluetooth設定をオフにした状態でiPhone X、iPhone 8およびiPhone 8 Plusを再起動してみましょう。
これを行うには、まず設定アプリから[設定]→[Bluetooth]の画面を開いてトグルボタンをオフにします。
そして、iPhoneをハードリセットします。iPhone X、iPhone 8およびiPhone 8 Plusでこれを行うには、これまでのように「サイドボタン」を押し続けても反応しません。以下の手順で行います。
- [音量(上げる)]ボタン
ボリュームアップボタンをすばやく押して離します。 - [音量(下げる)]ボタン
音量ダウンボタンをすばやく押して離します。 - サイドボタンを押し続ける
Appleロゴが表示されるまで、サイドボタン(スリープ/スリープ解除ボタン)を押し続け、再起動します。
再起動したら、再度Bluetoothの設定を有効にします。
3.「デバイスの登録を解除」してから再接続
上記2までで接続がうまくいかなかった場合には、一旦「デバイスの登録を解除」してから再度つなぎ直してみましょう。
- まず、設定アプリから[Bluetooth]画面を開きます。
- 接続に問題があるデバイス名の右サイドにある「i」アイコンをタップします。
- 開いたページにあるブルーの[このデバイスの登録を解除]ボタンをタップします。
一旦登録を解除したら、再度すぐにiPhoneを繋ぎたいデバイスとペアリングして、問題が解決したかどうかを確認してください。
4.「ネットワーク設定をリセット」する
上記までを行ったところ、まだ問題が解決しないといった場合には、「ネットワーク設定をリセット」を試すこともできます。これを行う場合には、多少副作用が伴います。それは、すべてのWi-Fi設定が消去されてしまうため、Wi-FiネットワークおよびVPNの再設定を行う必要があるかもしれません。
- これを行うには、まず[設定]アプリから、[設定]→[一般]→ [リセット]画面を開きます。
- そして、[リセット]画面で「ネットワーク設定をリセット」をタップします。
- パスコードがある場合には、パスコードを入力する必要があります。
iPhoneが再起動したら、ここでBluetoothデバイスとのペアリングを試みましょう。それでも問題が解決しない場合は、次の手順に進みます。
5.「新しいiPhone」として復元と設定
最後の手段はiTunes経由で、使用しているiPhone X、iPhone 8およびiPhone 8 Plusを復元し、新しいデバイスとして再設定することです。新しいデバイスとして始めることで、問題となっていた可能性のあるカスタマイズや設定をデバイスから取り除くことができます。
これらの手順をすべて実行しても問題が解決しない場合には、本当の最終手段として、最寄りのApple Storeに相談する必要があるかもしれません。