ガンホーは1月15日、同社が運営するパズル&ドラゴンズ(パズドラ)でiOS版をはじめ、Android版(Playストア、auスマートパス)、Kindle Fire版でのレアガチャのモンスターごとの的中確率を事前公開することを発表しました。
今回のガンホーの処置は、AppleのApp Store審査ガイドライン改定に沿ったものです。Appleでは昨年2017年12月にApp Storeの審査ガイドラインを改定しており、ランダム性の課金アイテム(ガチャ)はそれぞれの的中確率を事前に開示」することを謳った一文を入れています。
Apps offering “loot boxes” or other mechanisms that provide randomized virtual items for purchase must disclose the odds of receiving each type of item to customers prior to purchase.
Source:Apple Developer
上記の内容は、日本のガイドラインを見る限り、時期を見て間も無く反映されるものと思われますが、同様の内容を今のところ見つけることはできません。
この「ガチャ」の問題は日本はもとより、世界的にも問題となっており、的中確率を表示していないスマホゲームはパズドラやモンストを含め、数多く見受けられていました。そのひとつ、パズドラが近日中に配信するアップデートで、この「ガチャ」の的中確率を表示することを決めたことは大きな変化と言えます。
ちなみに、パズドラで的中確率の表示を行なうのは「レアガチャ」のモンスターで、アプリ内課金等で入手できる魔法石を消費して行うもの。魔法石を消費しない無料で引ける友情ガチャやゲーム内メールから行うガチャなどは対象外となっています。
ガチャの確率表示はiOS版をはじめ、AndroidやKindle Fire版といったすべてのOSで行われます。また、モンスターごとに細かく表示するようです。そして、パズドラに追随するかたちで他のアプリでも今後行われることになりそうです。ただし、表示される的中確率が実際の運営サイドで決める確率を正確に反映したものであるかどうかは検証しようがないのが現実で、その信ぴょう性を運営サイドがどこまで保証するかははなはだ疑問が残るところです。
Source:Apple Developer