Mozillaは、Windows PC、MacおよびLinux向けメールクライアントThunderbirdの修正バージョン「Thunderbird 52.6.0」をリリースしました。
今回のアップデートでは、フィルタおよびクイックフィルタ操作を含むローカルフォルダ内のメッセージ本文の検索を行った際に誤った検索結果が表示される問題、IMAPフォルダには表示されずモバイルデバイスに表示される不要なFixedDefectiveメッセージ問題、そして[NumLock]キーが有効な場合にカレンダーで意図しないタスクが削除されてしまう問題などが修正されています。
また、本バージョンでは脆弱性の修正も行われていおり、セキュリティの脆弱性への リンクがあります。今回のアップデートでは、Mozilla基準で4段階中最高の“Critical”が1件、次いで2番目に高い“High”が8件、そして3番目の“Moderate”が1件で全部で10件の修正された脆弱性が存在します。
Thunderbird 52.6.0のリリースノート
修正
- フィルター・クイックフィルターを含むローカルフォルダー内のメッセージ本文の検索が正常に機能しない問題を修正: base64 でエンコードされた部分のコンテンツが検出できない、 非 ASCII 文字が検出できないあるいは誤検出される。
- あるべきヘッダーが一つも存在しない欠陥のあるメッセージが IMAP フォルダー内に表示されず、モバイルデバイス上に表示されてしまう問題を修正。
- カレンダー: numlock が有効になっていると意図せずタスクを削除してしまう問題を修正。
- さまざまなFixedVarious セキュリティ問題を修正しました。
Thunderbird 52.6.0はWindows PC、Mac、およびLinux版が公開されており、Mozillaの「Thunderbirdダウンロード」サイトよりダウンロード可能となっている。既存のThunderbird 5以降を使用しているユーザであれば自動アップデート経由で通知されます。通知が待てない場合には、ヘルプメニューの「Thunderbird について」より手動でアップデートすることも可能となっています。