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【Osushi】公開から7時間で休止になり話題になっているOsushiは一体何が問題だったのか。Osushiのサービス内容とリリース直後の問題点

昨日リリースされた「Osushi」という新しいサービスをご存知ですか?”投げ銭サービス“と言い、お金をお茶お寿司に置換えて気軽に応援メッセージやお金を送ることができるサービスです。しかしリリースからわずか7時間後の午後9時頃、サービス休止となってしまいました。どうしてそのような事態になったのか、またOsushiのサービスをよくわからないという方のために現時点までの状況を簡単にまとめました。

公開から7時間で休止になり話題になっているOsushiは一体何が問題だったのか。Osushiのサービス内容とリリース直後の問題点

「Osushi」とは

Osushi」とは、ウォンタ株式会社が開発したサービスです。

お金やメッセージお寿司やお茶に置き換えて送ることができます。お金をお寿司に置き換えることで精神的ハードルを低くし、気軽に投げ銭を行えるようにしているそうです。応援メッセージであるお茶は0円、実質的にお金になるお寿司は1貫100円で一度に1,000円まで送ることができます。また、応援メッセージへの感謝の気持ちとして送ることができる感謝の玉子も0円です。
送る相手はOsushiのアカウントを持っている人なら誰にでも可能で、例えばセミナー等の登壇者、ブロガー、ソフトウェアの開発者など自分が応援したい人、感謝したい人などに送るような場面をウォンタ株式会社は想定しています。

決済はクレジットカードのみで、今後仮想通貨にも対応する予定とのこと。
なお、お寿司の金額以外にかかる手数料は、お寿司購入時の10%の手数料と受け取ったお金を口座振替する際の200円の手数料です。

リリースからわずか7時間で休止した理由

ではなぜOsushiはリリースからわずか7時間で休止になったのでしょうか。実はOsushiのシステムにはたくさんのセキュリティの問題貸金決済法に違反している可能性があることが判明しました。

  • 一度使用したクレジットカードがユーザーの承認なしに登録される
  • 登録されたクレジットカードの情報は別のクレジットカードの情報による上書きでないと削除できない
  • 他人と同一のIDが利用可能(過去に使用されていたIDも)
  • 自分で自分に送金できる
  • 退会できない など

このような不具合以外にも、一度しか決済していないのに多重決済されてしまったり、システム的な問題も多く発見されました(ユーザー名を特定の文字にするとクラッシュするなど)。自分で自分に送金できるということは、クレジットカードの決済による現金化ができてしまいますし、他人と同一のIDが利用可能となれば第三者によってログインされ、口座情報などの重大な個人情報が見られてしまう(書き換えられてしまう)可能性もあります。
仮想通貨ならぬ”仮想お寿司”とはいえ金銭的な価値を持つものになりますので、貸金移動業者としての登録が必要であったり、お金のやりとりなので「個人間送金にあたって貸金決済法に違反するのでは?」という指摘もありました。(個人送金に関しては、日本では中々Apple Pay Cashの利用が開始されないことも資金決済法が関係していると言われています。)
このような報告を受け、Osushiはメンテナンスへ突入。

その後、全データの削除支払い金額の全額返金と受取金額の撤回(振込なし)という総リセットとなりました。

Osushiは2月2日17時現在も休止中になっています。単なるシステム問題だけでは済まさそうなところがあるので、早急な再開は難しいかもしれませんね。とはいえ前評判も良かった仕組みのサービスなのでぜひ色々と準備を整えてまた再開してほしいところです。

source:Osushi

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