iTunes K.K.は、Appleが開発したmacOS向けモーション・グラフィックス・デジタル合成ソフトウェア「Motion」をアップデート、Mac向け最新バージョン「Motion 5.4.1」をリリースしました。
今回のバージョンアップでは、ProRes RAWファイルのサポートにより、 カメラセンサーからのRAWイメージデータをそのまま使ってモーショングラフィックスをデザインする可能になりました。また、ラップトップとデスクトップのMacコンピュータでスムーズな再生とリアルタイムでのグラフィックス作成が可能になったほか、ATOMOSレコーダーとDJI Inspire 2ドローンで作成されたProRes RAWファイルまたはProRes RAW HQファイルにネイティブで対応しました。
「Motion 5.4.1」の新機能
ProRes RAW
- ProRes RAWファイルのサポートにより、 カメラセンサーからのRAWイメージデータをそのまま使ってモーショングラフィックスをデザイン
- ラップトップとデスクトップのMacコンピュータでスムーズな再生とリアルタイムでのグラフィックス作成が可能
- ATOMOSレコーダーとDJI Inspire 2ドローンで作成されたProRes RAWファイルまたはProRes RAW HQファイルにネイティブで対応
バージョン5.4で導入された機能
360 VRモーショングラフィック
- 360°ビデオを読み込んで、360°のタイトル、ジェネレータ、エフェクトをデザイン
- 接続したVRヘッドセットに360°ビデオを出力*
- ブラー、グローなどの360°エフェクトを適用
- 360°モーショングラフィックを保存して、Final Cut Proのエフェクトブラウザから直接アクセス
- 360°ビデオをYouTube、Facebook、Vimeoで直接共有
- 方向変更フィルタを適用して、360°ビデオの方向を簡単に変更
- 360°プロジェクト内で3Dシーンを作成して、超リアルな360°環境を構築
- 360°ルックアラウンド表示でVRヘッドセットを使わずに360°シーンをプレビュー
- 360°ビデオを非360°プロジェクトに読み込んで、パン、チルト、ズームをアニメート
- グラフィック、静止画、ビデオを360°プロジェクトに読み込んで、360°シーンにぴったり合うように位置とサイズを調整
追加機能
- Motionプロジェクト、Final Cut Proジェネレータ、Final Cut Proタイトル、Final Cut Proエフェクト、Final Cut Proトランジション間でいつでも簡単に変換
- 新しいオーバーシュートビヘイビアで、キーフレームを使わずに、リアルなスプリングアニメーションを作成
- 新しい外観フィルタで写真からインスピレーションを得たさまざまな外観を選択
- メタルを使ってオプティカルフロー解析を高速化、高品質化
- Apple製デバイスからHEVC(High Efficiency Video Coding、別名H.265)ビデオクリップとHEIF(High Efficiency Image Format)写真を読み込み、再生、編集**
- モーション・グラフィック・プロジェクトをCompressorに送信してHEVCフォーマットで書き出します
* 互換性のあるVRヘッドセット、macOS High Sierra、およびSteamVRが必要です
** HEVCおよびHEIFのサポートにはmacOS High Sierraが必要です
スクリーンショット
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