Google Playストアから「+メッセージ(プラスメッセージ)」アプリが、早速削除されました。
昨日5月9日、国内大手キャリア3社(NTTドコモ・KDDI(au)・ソフトバンク)は、電話番号だけでメッセージのやりとりができる“LINEキラー”とも言える新たなショートメッセージサービス(SMS)「+メッセージ(プラスメッセージ)」の提供を共同で開始しました。
この中で唯一、Google Playストア上での「+メッセージ(プラスメッセージ)」アプリの配信を行ったソフトバンクですが、早々に配信を停止、ストアからアプリが一時的に消えることとなりました。
ソフトバンクの場合、「+メッセージ(プラスメッセージ)」アプリへの移行は、もともとあった「SoftBankメール」からの移行という形をとっていたため、ユーザーが新たなアプリの存在に混乱し、「+メッセージ」の「アンインストール」ボタンを押してしまい、「SoftBankメール」アプリが初期化され、これまでの送受信メールがすべて消えてしまったというユーザーも現れてしまったようです。
こうしたトラブルを回避するため、ソフトバンクでは急遽リリース翌日の5月10日、「+メッセージ」アプリの配信を一時停止しました。
NTTドコモおよびauについては、「+メッセージ」をSMSアプリとして自社ストアから配信しており、こうした問題は発生していません。この問題は、ソフトバンクがキャリアメールをMMSで行ってきたことに起因します。ここに、もともと行っていた「SoftBankメール」アプリを「+メッセージ」アプリに移行させなければならない理由があったようです。
「打倒LINE」サービスとして国内大手キャリア3社が提供する「+メッセージ」ですが、ソフトバンクの場合にはユーザーからのデータ消失問題など苦情が相次ぎ、厳しい船出となったようです。
Source:ソフトバンク