マビックの「キシリウム プロ UST」、買っちゃいました。チューブレスのホイールを買うつもりはなかったのですが、海外通販サイトで、もうちょっと安くなったら買おうとチェックしていた別のホイール(レーシングゼロ)が、値下がりした途端に売り切れ(みんな同じこと考えているわけですね)。ショックでほかの通販サイトを探していて出会ったのがこのホイールだったのです。購入して400km走ってみた結果は・・・、
凄くいい!
以下、ロードバイク初心者が「キシリウム プロ UST」を海外通販で買った経緯と使ってみた素直な感想その1(今回は購入まで)です。
1.欲しかったホイールがSOLD OUT !!
ロードバイクを買って2か月たたないうちに「ホイール欲しい病」にかかり、頻繁に自転車の海外通販を覗くようになりました。自分の探していたホイールに限ってのことかもしれませんが、ホイールが安いのは、よく知られているWiggleやCRCではなく、Merlin Cyclesでした。
国内の通販サイトでは、安いところでもホイールだけで10万円近くするフルクラムのレーシングゼロ(俗に言うレーゼロ)が、Merlin CyclesではGP4000S2のタイヤ付きで今年3月頃87,000円くらいで売っていた。実質7万円台!
欲しい!
奥さんをどう騙すか、じゃなくて説得するか。それが83,000円台に値下がりした途端に「Sorry, Out of stok」。買えないと知ると余計欲しくなる!
しかたなくほかの通販サイトを探したのですが、Merlin Cyclesより安いところはなかなか見つからない。それがほかのホイールを探し始めたきっかけ。その時、出会ったのがこのブログです。
★MAVIC Ksyrium Elite UST(2017)/YKSION Pro UST 25c 世界で最もいい加減なインプレッション 後編
惹かれたのは「道路に一枚絨毯を敷き、その上を走っているような感覚」という言葉です。
話は脇道に逸れますが、ホイール購入後に気づいたのですが、キシリウムUSTについては、この前の前に書かれたブログの方がものすごく参考になります。
ただし、購入前に読んでいたら、キシリウム プロ USTにするか、キシリウム エリート USTにするか、かなり迷ったかもしれません(そういう意味では、事前に読まなくてよかった)。ともかく、いろいろ読んだキシリウムUSTに関するブログの中で、一番説得力があり、納得がいったブログです。
話を戻して、「道路に一枚絨毯を敷き、その上を走っているような感覚」という言葉になぜ惹かれたのか、少し説明したほうがいいかもしれません。
ロードバイクに乗って最初に感じたのは、乗り心地の悪さです。地面の細かい凹凸がハンドルにダイレクトに伝わってくる。購入したロードバイクはカーボンフレームのエンデュランスロードですが、これで振動吸収性が高いと言えてしまうロードバイクってある意味すごい。ロードバイクの“乗り心地”は諦めるしかないかなと思っていたのでした。
チューブレスは乗り心地がいいということは以前から聞いていましたが、ロードバイクとしては乗り心地がいいレベルだろう。それより、「タイヤの脱着が難しく、パンクの対処が大変」というデメリットの方が大きい。そう考えて、チューブレスのホイールはこれまで検討の対象外で、詳しく調べたことはなかったのです。
まわりくどい説明になってしまいましたが、その壁を越えさせてくれたのが、「道路に一枚絨毯を敷き」の一言でした。
調べると、マビックのUSTは、なかなかというより、すごくよさそう。
わかったのは、
「UST」というのは、マビックが2017年に発売したロード用のホイール&チューブレスタイヤシステムのことで、ホイールとタイヤがセットで設計されていて、今まで課題だったタイヤの脱着も超簡単になっている(らしい)。販売もホイールとタイヤが一緒に売られている。
それから、
ハッチンソンやミシュランと同じく、マビックは1999年からMTB用チューブレスタイヤを開発していた。しかし、他社がロード用チューブレスを発売する中で、マビックは発売していなかった。そのマビックが満を持して発売したのがロード用チューブレスがUSTシリーズだ。
ということ。
YouTubeを検索すると、「キシリウム USTはタイヤの脱着が簡単」という動画がいろいろ出てきます。
少し気になるのは、「USTのタイヤの脱着が簡単」で検索して出てくるのは、ショップやパブリシティ記事っぽいものがほとんどなこと。でも、ここまで「脱着が簡単」をPRしているということは、「従来のチューブレスに比べ」ということかもしれないけどウソじゃないだろう、ということです。
2.キシリウムエリートかプロか
もう一つ問題は、「キシリウム エリート UST」と「キシリウム プロ UST」のどちらにするか(ちなみに、マビックのホームページの価格はエリート85,000円、プロ130,000円)。参考にしたのは、以下のブログです。
ゾンダからホイールの買い替えは、キシリウムエリートUST?キシリウムプロUST?二つの違いは??
ブログによると、「キシリウム エリート UST」と「キシリウム プロ UST」の機能的な違いは次の3点。
1.リムハイト エリート:F24mm、R26mm/プロ:F22mm、R25mm
2.スポーク エリート:スチール /プロ:アルミ
3.ハブ エリート:FTS-L /プロ:インスタントドライブ360
「この中で走りに大きな影響を与えるのはスポークで、スチールは振動吸収性が良く、アルミは硬く、加速性がいい」ということも、このブログの中にはきちんと書いてあるのですが、購入前の私の関心を引いたのは、
「キシリウムプロUSTで硬いなと感じた場合、0.3Bar程度空気圧を下げてみると、乗り味も変わる」
それから、大きな声では言えないですが、決定的だったのは、
「ゾンダからの買い替えなら、同じくらいのグレードであるキシリウムエリートUSTにするよりも、2ランクくらい上になるキシリウムプロUSTを買ったほうがいいでしょう」
↓
結局、高いホイールを買う理由が欲しかっただけかい?
言い訳ばかりの人生ですみません。 m(_ _)m
3.マビックのホイールを買うならベラチ!?
まあ、そんなわけで、キシリウムプロUSTを海外通販で探すことになるのですが、いつも見ているサイトでは、どこもレーシングゼロより高いのです。
海外通販サイトの検索の入り口としてよく使っているのは、自転車パーツの海外通販情報局というサイトの商品検索&価格比較です(うまく検索できない時は、検索結果に出ているサイトに飛んで改めて検索すればいい)。
ここで出てくるサイトをすべてみましたが、「キシリウム プロ UST」を扱ってなかったり、高いところばかり。気になったことに関しては意外としつこい性格なので、Googleの検索言語を英語にして再検索してみました(Googleの検索言語の変更は、Googleのトップページ>設定>検索オプション>検索結果の絞り込みで、言語を「英語」にする)。
それで見つけたのが、スイスのベラチスポーツ(Bellati Sport)です。
Mavic Ksyrium Pro USTが、そのとき73,000円。ユーロ、ポンド、スイスフランで為替相場が違うせいもあると思いますが、ともかく安い! 送料が1万円ちょっとかかるけど、それでもその時のレーシングゼロより安い。
速攻ポチってしまたのでした。
正直書けば、この時点でベラチスポーツがどんな会社か知らなかったのですが、老舗自転車通販会社なんですね。サイトは日本語対応していませんが、twitterにベラチスポーツの日本対応窓口がありました。
ちなみに、この文章を書くためにひさしぶりにMerlin Cyclesを覗いたら、GP4000S2のタイヤ付きレーシングゼロが50%引きの60,275円になっていました。
安い!!!
記憶違いだったらごめんなさいですが、Merlin Cyclesのホイールの送料は6,000円くらいだったような。
一応、掲載ページを載せときます(売り切れてるかも)。
Merlin CyclesのFulcrum Racing Zero C17 Clincher Road Wheels With GP4000S II Tyres & Tubes
これが証拠のスクショです(2018.5.21)。
ちなみに、この6万円のレーシングゼロとマビックのキシリウムプロ UST、今ならどっちを買うか?
それでも迷わずキシリウムプロ USTを購入すると思います。それくらいチューブレスの乗り心地はいいし、うまく言えないけど、自分のペダリングの下手さを教えてくれるホイール&タイヤだと思います(レーシングゼロに乗ったことがない人の意見なので、説得力はないと思いますが)。
次回は、キシリウムプロ USTで走ってみた感想とタイヤの脱着をやってみた顛末を書いてみたいと思います。
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