Appleは、次期オペレーティングシステム「iOS 12」の最初のベータ版をWWDC(世界国際会議)開催当日の6月5日に、そして6月20日には第2弾「iOS 12 Beta 2」、7月4日にはその第3弾「iOS 12 Beta 3」を、7月18日には「iOS 12 Beta 4」を、それぞれ開発者向けにリリースしました。
また、一般ユーザー向けにも、iOS 12最初のパブリック ベータ版「iOS 12 Public beta 1」が6月26日に、その第2弾「iOS 12 Public Beta 2」が7月6日に、そして7月19日には最新版のパブリックベータ版「iOS 12 Public Beta 3」がそれぞれ一般ユーザー向けに公開されています。
開発者向けにはすでにベータ版が4回、一般ユーザー向けにもすでに3回のベータ版がリリースされ、今年9月のiOS 12正式版のリリースに向けて開発が順調であることが伺えます。
Appleが提供する開発者向けおよび一般ユーザー向けのベータプログラムは、「Apple Developer Plogram」に登録している開発者、または一般ユーザーであれば「Apple Beta Software Program」にエントリーすることでダウンロード&インストールして最新のiOS体験をすることができます。
ベータ版は公開の回を重ねるごとに、完成度は当然高まっていきます。Appleは開発の最終段階において、7日間ごとに新しいベータ版をリリースして行くことでしょう。ただ、今の段階は初期の開発スケジュールに則って、より安全に、そして慎重に開発を進めているところです。
開発者向けのリリースは今のところ、6月5日→6月20日→7月4日→7月18日とほぼ2週間置きを忠実にトレースしています。パブリックベータ版といえば、6月26日→7月6日→7月19日と若干変速のリリースとなっています。
パブリックベータ版は開発者向けのベータ版リリースから遅れてリリースされていますが、最新のパブリックベータ版「iOS 12 Public Beta 3」では1日後でのリリースと、Appleが提供する最新のベータ版をより誤差なくテストすることができるようになっています。開発者向け、一般ユーザー向けともに、次のアップデートはいつ到着するのでしょうか?
以前のリリース・パターンからすると、開発者向けの「iOS 12 beta 5」は8月1日に、そしてパブリックベータ版「iOS 12 Public Beta 4」はその翌日8月2日、というのが期待できるリリース日といえそうです。
もちろん、これはすべてAppleの気まぐれに左右される可能性を否定できませんが、今しばらくは2週間のインターバルを継続するように思われます。どう思いますか?
今年9月に正式リリースされるiOS 12には、新しく導入される「通知センター」の各種機能をはじめ、新しい使用状況追跡システム「スクリーンタイム」、「おやすみモード」の新機能「ベッドタイムモード」、そしてバッテリー状態を常に管理できる統計情報をグラフ化、24時間あるいは10日以内の変化をひと目で確認できる「バッテリーの状態」管理機能など、数多くの新しい機能が搭載されます。