iOS 12では、バッテリーの状態が詳細グラフで表示され、一日あるいは一週間の変化がひと目でわかります。残念ながら、バッテリの状態を変更することはできませんが、新しい詳細な情報がグラフ化されており、視覚的に把握することができるのはうれしいですね。
「バッテリーの状態」を表示する画面は、昨年2017年のバッテリーの性能が急激に低下する問題の解決策として登場しました。そして、その時は「バッテリーの状態(ベータ)」と表示され、グラフなどのビジュアル表示もバッテリー自体の情報も貧弱でした。
それが、iOS 12では表示はiOS 11同様に「ベータ」であるものの、画面表示の使用状況や使用時間、バッテリー残量だけでなく、バッテリ残量が急激に低下した状況などを把握することもでき、バッテリーの状態をよりインタラクティブに把握することができるようになっています。
バッテリーの統計情報にアクセスする方法
この新しい「バッテリーの状態(ベータ)」ページの統計情報にアクセスするには、設定アプリから[設定]→[バッテリー]のページを開きます。[バッテリーの状態(ベータ)]セクションを見ると、「バッテリー残量」グラフが時間の経過とともに変化するバッテリーの割合についてプロットされています。その下を見ると、「使用状況」グラフが、これも経過時間とともに変化する「画面表示時の使用状況」や「使用時間(画面オフ)」を確認することができます。どちらの統計情報も、過去24時間または過去10日間のデータとして表示を切り替えて閲覧することができます。
残念ながら、これらのバッテリーの統計情報を表す新しいグラフですが、やや粗削りで準備不足を感じさせる出来となっています。iOS 12がまだベータ版の初期であることに起因しているのでしょうか。スムーズなアニメーションやタップして離すまでに表示してほしいグラフ選択可能なインジケータさえ、今のところはありません。今後のブラッシュアップに期待、というところでしょうか。
Source & Photos:9to5Mac